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親切とお節介は紙一重

「親切とお節介は紙一重」と聞きますよね。

親切もお節介も誰れか相手のために世話を焼くことになのですが、相手によってはそれを親切と捉えてくれる人もいれば、お節介と捉える人もいます。では、この親切とお節介の違いはなんなんでしょうか。

そこで今回は見分けがつきにくい、親切とお節介の違いについて述べて行きたいと思います。

お節介の特徴

求めていないことをする

求めていないことをするのはお節介になります。

一見してあげたら喜びそうなことでも、人によって、状況によってそれは不要なものである場合があります。そんな時に相手のためと思っていろいろとお世話を焼くことはお節介になってしまいます。

相手が何を思っているのか、何を求めているのか、そのニーズをきちんと汲み取ることがお節介でなくなるためには重要なことなのでしょう。

特に厄介なのは相手が求めていないことをしていてもそれを表現してくれない場合もあります。別にその人に特別な害があることをしているわけではないので、してもらう側としては、社交辞令で相手を傷つけないように、何も言わないけど、実際には心の中ではお節介とも思っていることもあります。

ちゃんと相手とコミュニケーションをとり、せっかく何か世話を焼くなら、相手の求めていることをしてあげましょう。

必要以上のことをする

必要以上のことをしてしまうのもお節介になります。

ここまではしておいてくれると助かるけど、それ以上は不要だなという時にはお節介と感じてしまいます。

何かしてあげる時に相手のためをと思い、求めている以上のことをあれこれとしてしまう人がいます。もちろんそれが相手のためになることもありますが、必要以上のことをしてしまうと逆に相手にとってはプレッシャーになり、その世話焼きをお節介と感じてしまいます。

もちろんんどこのラインまでは相手が喜ぶことなのかは、人によって、状況によって異なるので、相手に合わせていくことが重要でしょう。

見返りを求めている

最後に見返りを求めているのもお節介の特徴でしょう。

これはもうはっきりいって最悪です。こっちは何も求めていないのに何かを要求される。お節介の中でこれほど最悪なものはないでしょう。

世話を焼いている方からしたらその人のためになにかしていると思っているのかもしれませんが、相手側はそれを全く求めていません。それなのに何か見返りを求めるというのは一種のストーカーの心理と同じになってしまいます。

親切の特徴

相手が本当に求めているものをする

相手が本当に求めているものをすることが親切の特徴です。

これをしてくれると嬉しいなと思うけど自分からは言えない。そんなかゆいところに手がとどくようなお世話はその人にとって親切と感じるのです。

その人が本当に求めているものをやることは、やってもらう側もハッピーですし、それによって感謝の気持ちがわくのでしてあげる側もハッピーな気持ちになります。

相手が本当に望むことをするということは親切の特徴です。

過不足ない

過不足ないのも親切の特徴です。

してもらうことが不十分でも行き過ぎてもいない。してもらいたい範囲をしてもらっているのは親切の特徴です。必要以上のことをするのはお節介の特徴と言いましたが、人にはたとえやることがめんどくさいことや大変なことでも、それぞれ自分でやりたい分野や範囲というのを持っているものです。

その範囲に無理に踏み込まず、やって欲しいなと思う範囲をそつなく過不足なくこなしてくれる時に親切だなと相手は感じます。

無償の提供

無償の提供こそ親切の特徴です。

別に何か見返りを求めるわけでもない。シンプルにその人が困っていたり、何かに行き詰っている時に何かしてあげたいと思う気持ちからその人のために世話を焼くことこそ親切の特徴です。

仮に自分のしたことが相手の求めていないことで相手を不快な思いをさせてしまったとしても、それに対して腹を立てたり、なんでこんなにしたのに!と思わない。そんな無償の提供こそ親切の特徴と言えるでしょう。

親切になるために大事なこと

相手の話をちゃんと聞く

親切になるために大事なことは、相手の話をちゃんと聞くことです。

聞き出すという風にいっても良いでしょう。前述しましたが、相手は自分の求めていることを必ずしも口にできるとは限りません。あえて求めることでもなかったり、言いにくいことであったりと、口にしてないけどして欲しいと思うことはあるわけです。

その相手の本心を理解するには相手の話をきちんと聞くことが重要です。自分から話すとは限らないので、相手のから話を聞き出すというのも大事でしょう。

客観的になる

最後親切のために大事なのは、客観的になることです。

相手の話をきちんと理解するには、自分の思いや思い込みを捨てる必要があります。別にあなたの感情を否定するということではありません。単純に相手が何を求めていることを知るためには、相手の話を聞くために客観的になることが大事だということです。

相手の求めていることを知った上でどうするのかはあなたの自由です。ですが、その求めているものの認識そのものが間違っていたら誰も得しません。あくまで相手のいっていること、本当に求めていることを理解している上で、あなたができることはやる、できないことはやらないという決定をしていけば良いのです。

それこそが双方がハッピーになれる親切になるために重要なことです。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は、お節介と親切の違いについて述べてきました。

せっかく相手のためになんか世話を焼くなら、親切と思って欲しいですよね。相手が何を親切と感じ何をお節介と感じるのかそれは人によってラインが違います。

そのため、あくまで重要なのは相手とのコミュニケーションです。相互理解の上に何かをすることで相手は初めてあなたの行為やあなたのお世話に対して親切と感じてくれます。

少しでもこの記事が皆さまと皆さまの大切な人の幸せなパートナーシップに繋がってくれれば嬉しいです。

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