うまく褒める方法ってどうやってやるのが良いでしょうか。

部下、恋人、仕事仲間、身内など。

本当に「この人のここがすごい!」と思ったり、尊敬する部分があった場合、褒めたいと思う方は多いでしょう。

ですが、褒めるというのは案外難しいものです。

間違えた褒め方をするとかえって逆効果になることもあります。

そこで今回は、褒め上手な人が実践している上手な褒め方をご紹介していきたいと思います。

Contents

相手が喜ぶ・元気になる上手な褒め方

褒めるというよりは労う

上手に褒めるためには、相手の良いポイントをあげるのも良いですが、もっと効果的なのは「労う」ということです。

「〇〇さんにあの時にこういうことをしてもらって本当に助かりました」「〇〇さんがあの時に優しくしてくれて本当に嬉しかった」など。

相手の行為や行動に対して、自分が助かった・嬉しかったなど感謝を添えて相手を褒めると相手は喜んでくれます。

ただ単に、相手の良いポイントを褒めるのもいいですが、状況によってはかえって逆効果になることもあります。

「ということは、普段はあまりよくないってことなの?」「お世辞なんじゃないかな…」という感じに。

そうならないためにも、相手の過去の行動や言動などに対して、自分が助かりましたという感謝の気持ちを込めて、相手のことを労うことで上手に褒めることができます。

「あなたのおかげで私はこんなに嬉しかったんです」ということを素直に伝えることで、受け手は自己肯定感を得ることができます。

実際に、自分が大変な状況だったり、困っていた具体的なエピソードを添えて相手を労うとより効果的でしょう。

「自分には持っていない部分」を褒める

誰かを褒める時は、自分に持ってない部分を褒めるようにしましょう。

「〇〇さんって、すごく肌が綺麗!」という褒め言葉を、ニキビひとつない卵のようなツルツルの肌をした友人に言われたらどうだろうか。

「いや、あんたの方が綺麗だろ…」となるはずです。

より綺麗な肌の人に、綺麗な肌を褒められるのは、むしろ逆効果になってしまうのです。

逆に「私はいつも自分の話ばかりしちゃうけど、〇〇さんは本当に聞き上手で信頼できます」

という風に言われたらどうだろうか。

褒められた側は「そんなことないですよ…」と言いながらも、内心とても喜んでいるはずです。

これは、その人が持ってない性格や特徴を褒めてもらうことで、人はその褒め言葉を素直に聞き入れることができるからです。

自分が持ってないポイントを褒めることで、初めて褒め言葉というのは相手に響くのです。

自分より優れた部分を持っている人に褒められても、ただ単に見下されているような気分すら起きることもあります。

なので、褒め方が上手になるためには、なるべく自分に持っていない相手の長所を褒めるようにすると相手は喜んでくれます。

過去の具体例を出して褒める

褒め上手は、過去の具体例を出して褒めます。

「前にこういう風にしてくれて、とても素敵に思いました」

「こういう考え方を持っていてすごく尊敬できます」

など。

具体的な例を述べて相手の長所を褒めるというやり方をします。

すると相手は「ちゃんと見てくれているのだな」という風に感じることができるので、相手はよりあなたの褒め言葉をちゃんと受け入れることができるようになります。

逆に、具体的な例を述べずに漠然とした褒め言葉を述べるとどうでしょうか。

あまり真実味がなく「お世辞なのかな…」とむしろ上辺っぽい印象を与えてしまう可能性もあります。

具体例を述べて相手を褒めるという方法は、相手の良い部分を「ちゃんと認識してますよ」という意思表示になります。

褒め方が上手な人は、ただ単に「優しい!」だけじゃなくて「〇〇なところが優しい」という風に、具体的な相手の長所を例にあげて、褒めることをしているのです。

謙遜をされても、言い回しを変えたりして上乗せする

たいていの人は褒めると謙遜します。

「いやいや、そんなことないですよ…」「まだまだですって…」という風に。

そういう謙遜を受けて、そこで褒めるのをやめてしまう人がいますが、非常にもったいないです。

褒め上手の人は相手に謙遜されたら、言い回しを変えて相手をもう一度褒めます。

「ただ単に頭が良い」と褒めるだけでなくて「機転が聞く」「要領がいい」「頭の回転が早い」など、

言い回しや褒める着眼点を少し変えた言葉で相手を褒めることでより相手は喜んでくれます。

言い回しを変えているだけなので、決して大げさでもないですし、むしろ相手への評価の上乗せと相手に受け取ってもらうことができます。

褒めることが上手な人は、相手の謙遜に対して、そこで褒めるのをやめてしまうのではなく、言葉やニュアンスをうまく言い換えて、相手を再度褒めるということをしているのです。

そうすることで、相手はより一層あなたの「褒め言葉」を受け入れてくれます。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は上手に褒める方法を紹介してきました。

褒めるというのは確かに難しいことですが、褒め上手な人が実践していることを知ることで、褒め方は確実に上手になることができます。

是非、この記事の方法を実践して、うまく褒めてあげてくださいね!

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