喧嘩にならずに自分の言いたいことを言うにはどうしたらいいのでしょうか。結婚生活というのは、思っているよりも難しいものです。もともと別の家庭で育った二人が一緒に生活をするのですから、意見や価値観の違いは当然ありますよね。

そんな夫婦間の意見や価値観の違いを、喧嘩にならないようにしながら相手に伝えるにはどうしたら良いでしょう?

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夫婦喧嘩にならないで思っていることを上手に伝える方法

否定しないことを心がける

これは夫婦間に限ったことではないのですが、意見を伝える時に「相手の意見を否定する」というのは最もやってはいけないことです。仕事の会議など、ビジネスシーンでも否定から始まる意見というのは反感を買いやすく、かえって自分の意見を不利にしてしまいます。

相手を否定せず、自分の意見を伝える。難しいようですが、これを実践することで、自分の考えや思っていることを相手に無理なくつ伝えることができます。成功させるヒントは日常生活にもあります。

例えば、リビングにあるテレビのリモコン。旦那さんはいつも適当にリモコンを置くタイプで、奥さんは決まった所に置かないと落ち着かないタイプだとします。こういう時、奥さんが「もう!いつもリモコンを適当に置かないでって言ってるでしょ!」なんて言えば、喧嘩になりますよね。

では、言い方を変えたらどうでしょう?「リモコンが〇〇に置いてあったから、元の場所に戻しておいたよ☆」これなら、旦那さんは嫌な思いをしません。一見すると奥さんが我慢しているようにも見えますが、こういう小さい言葉を積み重ねていると、旦那さんも「そういえば、いつも元の場所に戻してもらってるな」という気持ちになり、少しずつ行動が変化してくるのです。

ここに追加の決め手を加えると、相手を否定せずに自分の意見を伝えられます。例えば、何気ない世間話の時に「私ってさ、持ち物が決まった場所にあると落ち着くんだよね☆〇〇さんも気がついたら手伝ってくれると嬉しい」と楽しそうに伝えるのです。ポイントは、相手に対して自分の意見を強要しないことです。あくまでも「自分はこうだけど、知っておいてくれたら嬉しいな」くらいのスタンスでいることが重要です。

家庭でも日頃から「報告・連絡・相談」を

よく、ビジネスでは「ほうれんそう(報告・連絡・相談)」が大事だと言われますね。これは家庭でも同じです。あらかじめ「報告・連絡・相談」ができていれば、相手からしたら「寝耳に水」という状態を防止できますので、自分の思っていることや意見を相手に伝えやすいというわけです。

例えば、旦那さんがお小遣いをアップして欲しいとします。そういう時は、まず「報告」です。現在のお小遣いでは何故やりくりできないのかを、しっかりと理由をつけて報告するひつようがあります。

そして、次に「連絡」。お小遣いをオーバーしそうな状況(急な飲み会など)が発生しそうな場合、早めに奥さんに報告することで、奥さんの理解を得やすくなります。自分のお小遣いに関した状況をこまめに報告し、連絡することで、奥さんも旦那さんの置かれている状況や立場を理解しやすくなるでしょう。そういう下地をしっかりと作ってから「相談」です。

「仕事の付き合いでどうしても出費がお小遣いをオーバーしちゃうから、少しお小遣いをアップしてもらえないかな?」と相談すれば、旦那さんの状況をしっている奥さんは否定的にはならないでしょう。

同じような「ほうれんそう」は育児でも効果を発揮します。特に育児が大変な幼少期。保育園や幼稚園で先生から伝えられた内容を夫婦で「報告」し合い、お互いの時間がとれずにしっかりとした話し合いがしにくいならLINEなどを使って「連絡」をとりあい、子供の今後について「相談」する。こうして普段から意見のやりとりを行っていれば、喧嘩のようなトラブルに発展する可能性は低くなります。

相手をコントロールしようと思わない

夫婦で生活をしていると、最初のうちは喧嘩をしてしまうことも多いと思います。どうして喧嘩になってしまうのかというと、お互いに「相手をコントロールしよう」としてしまうからです。だから、意見がぶつかりあいます。

ですが、結婚して一緒に暮らしているといっても、元々は別の人生を歩んできた人同士です。自分と全く同じようにするのは不可能だということに気付きましょう。そして、相手を否定せず、お互いの意見にすれ違いが生じないよう、普段からこまめに「ほうれんそう(報告・連絡・相談)」をするように心掛けましょう。

結婚生活は長いです。その長い生活を心穏やかに過ごすためには、お互いが譲り合いをしながら、適度な心の距離を保って付き合っていくのが一番良いのだと思います。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は、夫婦喧嘩にならずに思っていることを言うにはどうしたらいいかという点を解説しました。

非常に難しいことですが、是非、夫婦関係の向上のために参考にしていただければと思います。

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