共働きだったり、仕事のライフスタイル的に生活リズムが合わず、なかなか夫婦で一緒にいる時間が短い場合というのはあります。

特に、結婚して御夫婦で共働きをしているという家庭も今では当たり前になってきましたね。共働きをしていると、勤務している会社が違うので、当然のように家庭でお互いが顔を合わせる時間が少なくなったり、休日を一緒に過ごせなくなったりという問題も出てきます。

今回は、そうした夫婦で一緒にいる時間が短くてすれ違いが生じている問題について考えてみましょう。

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どのようなケースが考えられるのか?

「一緒に過ごす時間が短い」と一言でいっても、その実情は家庭によって異なります。ざっと思いつくだけでも・・・

(1)御夫婦のどちらかが夜勤などの不規則な勤務に就いていて、共有できる時間が少ない。

(2)休日が合わず、1日ゆっくり一緒に過ごせる時間が少ない。

(3)御夫婦のどちらかが職場に泊まり込みや単身赴任で仕事をしていて、実質別居状態。

(4)一緒にいる時間はそれなりにあるのだけれど、育児や家事などに追われて二人きりになれない。

といった例が考えられます。

 

(1)と(2)のケースは、典型的なすれ違いが起こっている御夫婦ですね。家庭で一緒に過ごす時間が少ないので、お互いの気持ちに少しずつですがストレスが溜まってしまいます。

(3)のケースは、職人系のお仕事に就いている方や、転勤が多い会社員の家庭で多くみられるのですが、職場に住み込みで働いていて、家庭に帰ってくるのは週〜年1回2回。これでは御夫婦の気持ちがすれ違ってしまう可能性も高くなってしまいます。

多くの家庭で見られるのが(4)のケースです。御夫婦が家庭で過ごす時間はそれなりにあるのですが、育児や家事に時間をとられ、二人きりの時間が少なくなってしまうというのはよくあることです。こういうケースは、一見すると円満に見えても、水面下で気持ちがすれ違ってしまう可能性があるので注意が必要です。

夫婦の時間が少ない場合の対処方法・対策

メールやLINEとかでも、コミュニケーションをとる

なかなか時間が取れない場合でもLINEやメールなどで、コミュニケーションをとることは大切です。直接話したり、会話することができなくても、LINEやメールなどでも、やりとりがあることでお互いのコミュニケーションは成立します。互いに働いている間でも、休憩時間などに相手との連絡をとったりすることは可能なはずです。

多少でも、コミュニケーションを取ることで、相手との距離感というのは近くなります。相手のことを気にかけるのが習慣になり、相手とのコミュニケーションを取ることが当たり前になります。自分の習慣に組み込まれていれば、相手が日常の中に入ってくることも多くなるので、なるべく会えない状態でもコミュニケーションを取ることは大切になります。

なるべく厄介ごとは増やさない

お互いがあまり一緒に過ごすことができないタイミングで、厄介ごとやトラブルが増えると、すれ違いの原因になってしまうので、なるべく厄介ごとは起こさないことが賢明です。

トラブルや喧嘩の多くは、コミュニケーションが不足している状態とも言います。何か小さなトラブルや、軽い揉め事であったとしても、互いにコミュニケーションが取れてないと、どんどん誤解やわだかまりが大きくなってしまいます。逆に、お互いのコミュニケーションが頻繁になされているのであれば、話しあったりすることで案外簡単に解決ができることが多かったりします。

このように、夫婦でなかなか時間が取れない状態というのは、トラブルになった時に、大きな火種になりやすいという側面があることを理解する必要があります。それは、上述のLINEやメールでのやりとりなどをすることで、ある程度解消はできますが、なるべく厄介ごとは起こさないことを気をつけるべきでしょう。

短い時間の中でも、スキンシップを増やす

ちょっと気恥ずかしいかもしれませんが、スキンシップを増やすのは有効なコミュニケーション手段です。特に「ハグ」は照れ臭い分だけ、効果があります。一説によると、好きな人と長い時間ハグをすると、脳内で幸せホルモンが分泌されると言われています。

これはテレビでも紹介されていて、俳優の竹内涼真さんも実験に参加していましたね。ハグをする時間は30秒もあればいいでしょう。ちょっと照れ臭いかもしれませんが、「お疲れ様!」と言いながらハグをしたり、「いつもご飯を作ってくれてありがとう!」と言いながらハグをすれば、夫婦の心の距離はグッと近づくことでしょう。

忙しいかったり、なかなか夫婦の時間が取れないからこそ、こうやって短い時間に濃密な時間を過ごすための工夫が必要になります。

美味しい物でも食べにいったりする

たまにしか一緒に休日を過ごせないような御夫婦にオススメなのが、一緒に美味しい物を食べに行くことです。美味しい物を食べることでも、脳内で幸せホルモンが分泌されるといわれています。御夫婦で一緒に幸せホルモンが分泌される時間を共有することで、「二人でいると幸せだ」という実感が生まれます。食べるものは、お互いが好きな物だとより効果的です。

もちろん、デート、観光、趣味などでも良いでしょう。お互いが心から楽しめることをやることで、少ない時間をなるべく濃い時間にすることができるのです。

まとめ

共働き世帯が増え、一緒に過ごす時間が少なくなってしまった御夫婦は多いと思います。そのままでも生活はできますが、気持ちのすれ違いが積み重なるといろいろとトラブルも起こりやすくなってしまうのも事実です。そうなる前に、御夫婦の絆を確かめていくということが大切です。

今回ご紹介した方法を是非試して見てください。幸せな時間というのは、ちょっとした工夫で生み出せるものなのですよ。

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