人前で部下を叱ったりしていませんでしょうか。

そもそもどんな人間にもミスや失敗はあります。そのため部下を持ち指導する上司のあなたであれば必ず部下の失敗やミスを経験します。そんな時に知っておきたい部下の叱り方や注意の仕方について述べて行きます。

上手な部下の叱り方・怒り方

叱る目的をはっきりする

そもそもあなたが部下を叱る理由は何でしょうか。あなたの仕事や業績に支障が出て、あなたに不利益があってあなたが不機嫌になっている腹いせでしょうか。違いますよね。

同じ過ちや似たケースのミスへの再発防止のためです。

起きてしまったことは仕方ありません。上司であるあなたが部下を叱ったり、怒ったりするのは再発防止のためです。要は次につなげるためです。なので一番大事目的は、未来のことに焦点がいくべきなのです。

叱る内容をきっちりする

上司が部下を叱る理由は再発防止のためだと言いました。

では、その目的を叶えるためにはどうやって叱ると良いのでしょうか。一つは叱る内容をキッチりさせるということが重要です。

起きたことを必要以上にぐちぐち言うのではなく、起きた原因を探し突き止める方が重要になります。

尋問のような問い詰めは逆にパワハラなどの逆効果になってしまいますが、ミスや失敗の原因自体を部下本人が気づいていると限りません。なので二人で正解探しをするような感覚で何が間違っていたのか、何がミスにつながったのか原因を追求してください。

その原因がわかってきたら「ダメなものはダメだとはっきり伝え」注意・叱っていけば良いのです。

叱る場所を気をつける

他にも、人前で叱ったり怒る必要はありません。職場環境で二人が話し合いをしていると周辺の社員にも聞こえます。これには3つのデメリットがあります。

  • 叱られる部下があなたの注意に集中できない・聞く耳を持たなくなる
  • 周辺の社員の士気が下がる
  • あなたの周囲からの評価が下がる

なので部下を叱るのであれば、別室に呼び出したり営業時間後などの人がいない場所で注意したりした方が良いでしょう。

もしその場で注意したいのであれば、その瞬間に個別に呼び出したり、仮にデスクで叱るとしても、必要以上の声を張り上げずに相手に諭すように伝えれば良いのです。

上司の期待を添える

叱る際は、上司の期待を添えるようにしましょう。

ここである営業会社の朝礼を紹介します。

A君の遅刻に対する「所長B、所長C の対応」です。全社員の前で所長Bは「何故遅刻するんだ!一体お前はやる気があるのか。ちゃんとさあ。今日はノルマ達成までは帰ってくるな!」

さて、事務所をうつむき加減で出ていったA君「何であそこまで言われにゃいかんの?やってられんわ!」行き先は真っすぐ「喫茶店」です。ここでもまだ納得いかず、前の事を掘り返して「あいつもあいつも遅刻してるのに・・・」。そしてこの日はろくに仕事もせず結局ノルマは未達成です。

一方、所長Cです。遅刻に対して怒り叱ったり、ノルマを課したのは所長Bと同じです。ところが「さあ!行って来い!」の後がちょっと違います。「A君ちょっと来い」と。

A君の肩に手をまわして「俺はお前に期待してるんだぞ。絶対にお前ならできるから頑張ってこいよ!」とお尻をポーンと叩いて見送りました。

事務所を出たA君の表情が明らかに違います。営業先までの道中「俺も遅刻はまずかった」自分の非を認めた上で「さあいっちょやるか」と、仕事自体に集中ができるようになります。勿論集中して仕事をしたので成果がありました。

人間は皆、プライドを持っています。それを理解した上での叱咤激励であれば許されるのでしょうが、リーダーが単なる自己満足のみで社員を叱るのは、無意味どころか反発をかうのみです。だからこそ「叱る時は個室で、褒める時は大部屋で」です。

そして、叱るのは期待しているからだと伝えるようにしましょう。

部下のタイプを知る

ただ、ひとつ注意が必要なケースがあります。

それは部下のタイプによって叱り方を変えた方が良いという事です。部下も千差万別。いろんなタイプの部下がいることでしょう。ですが様々な部下がいますが、事叱るということに関していえば2つのタイプに大別できます。

それは怒られて「なにくそと頑張る」タイプと、怒られると「ふて腐れる」タイプです。上司からしたら叱られたら「何くそと張り切る」タイプの方が御しやすいかもしれませんが、「ふて腐れる」タイプの方が実はポテンシャルは高かったりします。

「ふて腐れる」タイプはこだわりが強いケースが大半なので、やりがい・意義などを見出せれば見違えるように成果をあげる事でしょう。

このように、上司やリーダーが社員一人一人の性格を熟知する事は上手に部下を指導していくためにはとても大事な事なんです。

まとめ

いかがだったでしょうか。

会社であれば、社員全員が一枚岩になるべく結束しなくてはいい成果が得られません。

業務上大事な連絡や報告を忘れたり、やり方が間違っているのに正さない・叱らない。最悪な状態は社員同士が「馴れ合い」になってしまう事です。こうなってしまいますと、その後誰かがミスをしても注意出来ない雰囲気が出来上がってしまいます。所謂、仲良しこよし状態です。それは会社にとっても、自分たちの成長のためにもよくありません。

なのでリーダーの的確な判断がとても大事になってくる訳です。

社員一人一人を把握したうえで、「伸ばしてやろう!成長させてやろう!」という愛情を持ち、その上で会社や組織全体の事を考えられるようなリーダー・上司が今必要なのでしょう。

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