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素直に感謝の気持ちを持てない

素直に感謝の気持ちを持てないという方は多いのではないでしょうか。

「何かをしてもらったのに感謝の気持ちを持てない」

「ありがとうと言うけど本心では思えていない」

「感謝しなさいと言われるけどなぜか感謝の気持ちがわかない」

こんなお悩みを持っている人は多いのではないでしょうか。

どんな人にも感謝の気持ちを持てる時と持てない時があります。それはあなたの心が冷たいからでも、非常識だからでもありません。素直に感謝の気持ちを持てないのには原因があるのです。

そこで今回は、素直に感謝を持てない原因と感謝できる人になる方法について述べていきます。

素直に感謝の気持ちを持てない理由

相手に心を許せていない

素直に感謝の気持ちを持てない理由は、相手に心を許せていないのが原因かもしれません。

感謝の気持ちはしてもらったり頂いたりなど、相手から何か受け取ったりした時に起こる感情です。つまり、相手ありきで想起するのが感謝の気持ちです。

その相手に対して何か悪い印象を持っていたり、自分にとって不都合なことをされたりと相手に心を許せていないと、素直に感謝することができません。感謝の気持ちを持つには相手を許すということが重要なのです。

許すとは難しいことのようですが、それは相手の境遇への理解、相手の価値観への理解などになります。

たとえ一緒に過ごしてても同じオフィスにいても同じ家に住んでいても、立場や関係性が異なれば、世界の見え方は全然違ってきます。自分とは価値観や環境に身を置いていることに想いを馳せ、共感することで相手にことを許すことができるようになります。

最初は難しくてもゆっくりと理解したり、距離や時間をおいて初めて気づくこともあります。自分が同じ境遇になってはじめて気づくこともできます。

相手と同じ境遇や状況を経験したことがない

素直に感謝の気持ちを持てない理由は、相手と同じ境遇や状況を経験したことがないからかもしれません。

よく、

「自分に子供ができて初めて親の偉大さがわかった」

「子育てをすればするほど自分の親に対して感謝の気持ちが強くなった」

という風にいう新米パパママは多いのです。

これは親が経験していた大変さや難しさを自分も経験したからこそ起こるものです。

自分も親になって初めて、どういう気持ちで親が自分を育ててくれたのか、どれくらい苦労したのかを知ることになるのです。だからこそ同じように大変な中でも苦労して育ててくれた自分の親に対して、改めて感謝の気持ちが強くなるのです。

「親の心子知らず」と言いますが、逆にいえば子育てをするまでは、本当の意味で親に感謝の気持ちを持てていないのかもしれません。

このように素直に感謝すべき相手にできないのは、相手と同じ境遇や状況を経験したことがないからということもあげられるでしょう。

素直に感謝できる人になるための方法

素直に感謝できないこともあると知る

素直に感謝できる人になるための方法は、感謝できないこともあると知ることです。

感謝すべき人に感謝できていないで自分がいやで苦しんでいませんか?

でもそれは仕方がないことなのです。

中には一生かかっても素直に感謝できない相手というのは存在するのです。それは自然なことなのです。

なぜなら感謝の気持ちは相手ありきだったりするので、相手に心を許せなかったり、相手の境遇や状況を経験できず相手を理解できないことなんて往々にしてあるからなのです。そしてそれは仕方がないことなのです。子育てのように相手と同じ境遇に必ずしもなれるとは限りません。

だから感謝の気持ちを持てない自分を責めなくても良いのです。

感謝をできる人になるための第一歩は無理に感謝しようと思わず、感謝できないこともあるということを知るということでもあります。

そして、自分も誰かのために何かをしてあげてください。

自分も誰かのために動く

素直に感謝の気持ちを持つ方法は、自分も誰かのために動くことです。

素直に感謝すべき相手に感謝できない場合、誰でも良いので周囲の人のためになることをしてください。

感謝の気持ちは受け取ってばかりでは芽生えません。自分も何か世のため、人のためにすることで、自分が何かをしてもらった時に感謝の気持ちを素直に持てるようになります。

最初からたくさんのことをしようと思わなくても良いのです。時間をかけてでも、ゆっくりとでも世のため、誰かのために自分のできることを少しずつやってみてください。

そうすることで少しずつ感謝の気持ちを持てるようになります。

不思議なもので、誰かに感謝の気持ちをもちはじめると、今まで許せなかった人や、本当は感謝すべなのに感謝できなかった人にも感謝の気持ちを持てるようになります。それは自分が許せる許容範囲が広がるからでしょう。

なので一見関係がない人に対してでも自分ができる何かをしてあげてください。そうすることで、自分も感謝の気持ちを持てるようになりますし、回り回って、いつか本当に感謝したい人にも感謝の気持ちを持つことができるようになります。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は、感謝の気持ちを持てない理由と感謝できる人になる方法について述べてきました。

感謝の気持ちは回り回ってきます。世の中はした分だけが戻ってきます。誰かに感謝されただけ同じく感謝の気持ちを持つことができます。だからこそ感謝の気持ちを持てない自分を責めないで、今自分ができることをしてください。それが一番の近道なのです。

今回はこれで以上です!

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