結婚した際に悩みの種となるのが、義理の両親との同居問題です。「お義母さん達と同居?全然OK!」という人ならいいですが、多くの旦那さんや奥さんは同居をためらうのではないでしょうか?
今まで別々の生活を送っていた二人が結婚して一緒に暮らすだけでも苦労するのに、さらに義理の両親と同居となるとハードルの高さは格段に上がります。出来れば同居したくない・・・というのが本音かもしれません。
そこで、今回は義理の両親との同居の話が出た時に、どうすればハッキリと断れるかを考えてみましょう。
Contents
義理の両親との同居を避ける方法
仕事の都合を理由にする
最近では共働きのご夫婦が多いと思います。義理の両親と同居という話になった時、真っ先に考えなくてはいけないのが、今の仕事への影響です。
サラリーマンの方であれば、転居に伴う通勤時間が変わってしまうことが大きな要因の一つにあげられるでしょう。義理の両親の自宅が通勤圏内の外であれば、仕事を理由に同居を断ることができるでしょう。通勤時間の目安は、遠くても片道90分(乗り換えの待ち時間込み)が限度だと思います。通勤が片道90分の場合、9時始業なら7時30分には家を出発していなければいけません。また、17時終業の場合、帰宅は18時30分以降です。残業を2時間すれば、帰宅は20時30分以降。それから夕食を済ませてお風呂に入って・・・となると、就寝は22時をすぎてもおかしくありません。
また、会社によっては交通費が全額負担ではない場合もあります。よくあるケースが、「片道の交通費支給は〇〇円まで」という金額の指定です。義理の両親の自宅がこの交通費の額を上回る場所にある場合、金銭的な負担を理由に同居を断ってもいいでしょう。
自営業の方や、経営者の方は、自宅や事務所で仕事をしたり、プライベートと仕事が完全い切り離されていなかったりします。そのため、義理の両親と同居をするということになると、仕事への影響があるのは避けられません。
このように、仕事上の問題を理由に、義理の両親との同居を断るというのが一つの方法になります。
子供を理由にして断る
すでにお子さんがいる場合はもちろん、また、これから赤ちゃんが欲しいという場合も、義理の両親との同居は慎重になる必要があります。
仕事を理由に断る場合と重なる部分もありますが、子供を保育園や幼稚園に通わせる場合は、登園やお迎えの時間を考えなくてはいけません。保育園や幼稚園でも、延長保育を行っているところは多いですが、それでも登園は8時から、お迎えは20時まで、といった時間制限があります。小学生になると登校の時間は8時から8時半頃、学童保育も精いっぱい延長して20時まででしょう。こうした条件を加味すると、やはり、保育園や小学校と勤務先の距離は片道60分以内が理想的です。この条件を満たしていない場合、義理の両親との同居は現実的ではないと考えた方がいいでしょう。
また、義理の両親と生活の相性が良くない場合、祖父母と父母の関係の悪さというのは、自分の子供の健全な発育に影響を与える可能性もあります。
自分の父母が常に、祖父母と対立しているような家庭で育ってしまうことは、子供にとってはかわいそうと考えることもできます。もし子供がいる場合で、義理の両親との生活の相性があまりよくない場合は、同居に対して慎重になる必要があります。
自分の家族や親族のことを理由にする
もう1つ考えなければいけないのは、自分の家族や親族のことです。義理の両親のことも大切ですが、特に自分の親の将来的な世話のことを考えないといけません。これは、旦那さんにとっても奥さんにとっても同じくらい重要な問題です。
たとえば、自分の親もいずれ介護が必要になるかもしれません。また、家業を継いだりなど、自分の家族の事情などがあるかもしれません。
そうなった時に義理の両親との同居をしていると、いざという時に対応が難しくなたりしてしまいます。どうしても義理の両親との同居を求められるなら、同居できない自分の親に介護の必要性が出てきた時、介護施設の費用負担をしてもらうくらいでなければ納得はできないと思います。それだけの金銭的な負担を受け入れてでも同居を求めるのか、パートナーとよく話し合う必要があります。
このように、義理の両親との同居問題において、自分の家族の問題を理由に断るのも一つの手段になります。
まとめ
義理の両親と良好な関係を保つというのは、とても繊細で気配りが求められることです。お盆や正月に帰省して1日か2日だけ大人しくするくらいなら頑張れるでしょうが、1年365日ずっと一緒というのは想像を絶する状態です。
自分だけでなく、子供や自分の親の将来にも関わることですから、この問題はパートナーと真剣に話し合いましょう。感情論ではなく、現実的に、時にはどれくらいの金銭的な問題が発生するのかも考えましょう。
是非、パートナーとじっくりと話しあうようにしましょう。