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劣等感に押しつぶされそうになる
「自分にはこれといって取り柄がない」
「あの人はこんなにすごいし、楽しそう」
そんな誰かをみたり、聞いたりして、劣等感に押しつぶされそうになることはありませんでしょうか。
今回は、劣等感に克服する方法について述べていきます。
劣等感に打ち勝ち克服する方法
隣の芝は青くみえる
隣の芝は青くみえるものです。「自分には何もない」「〇〇さんはこんなにすごいのに」など。人は誰かと比べることで劣等感を感じますが、実際は「他人のものは良く見えがち」なだけかもしれません。
キラキラした誰かを見て「羨ましいな」「いいな」と思って、それを持っていない自分と比べて、劣等感を持つもってしまう。ですが、それはそう見えているだけであって、本当は当の本人は満たされない気持ちを持っているかもしれません。
例えば、おしゃれなランチを毎回SNSに投稿して、きらびやかで楽しそうな毎日を送っているように見える人が、実は心の中で寂しさでいっぱいで満たされない、なんてこともザラにあります。幸せそうな家庭を築いているように見える家族も、実は家族内では毎日喧嘩や争いが起こっているなんてこともあります。
他人のものはよく見えるものですので、仮に自分が相手と同じ状況になれたとしても、案外「こんなもんか」となることの方が多いかもしれません。
プラスのことは、クローズアップされがち
プラスのことはクローズアップされがちという特徴があります。
SNSでは「こんな良いことがあった」「こんなおしゃれなプレゼントをもらった」など、とにかくプラスなことは拡散されやすいですしクローズアップされやすいのです。
仮に、その裏で煮え切らない気持ちを持っていたり、何か満たされない感情があったとしても、投稿される写真や動画は楽しそうできらびやかなわけですから、第三者から見たら「楽しそう」「羨ましい」となるわけです。
ですが、実際本人が抱いている感情と、それを羨む気持ちが必ずしも同じ内容とは限りません。実際心の中では暗い気持ち、嫉妬心、自己承認欲が渦巻いているのかもしれません。
他人の良い部分ばかりを見ることで、落ち込んでしまったり「自分なんかは….」と過度に卑下してしまうようになってしまうと、もしかすると、他人の本当の姿という本質的な部分を見逃してしまうかもしれません。
過去の自分を肯定する
他人と比べてしまうのはある程度仕方ないことですが、それでも過去の自分の歩んできた道を肯定してあげることは大切です。
どんな人間も平等ではありません。生まれた場所も、生まれ持った特徴も、持っているものも、与えられた才能や能力も、それぞれ皆違います。その生まれもった環境や条件を受け入れた上で「さあどうするか」ということを考える必要があるのです。
あくまで人生は「他人は他人。自分は自分」です。他者の価値観に、自分の幸せを委ねてしまうのは、本質的には間違っています。
あなたにも他人にはない優れた点が必ずありますし、何か目に見える形で功績を残してなくても、これまでの人生で積み上げてきたことで、あなた自身は気づいていないかもしれませんが、他人から見たら優れているポイントというのは必ずあるはずなのです。
なので、その過去を自分自身を否定するのではなく、肯定してあげることが大切なのです。自分が置かれた環境下で精一杯やってきて、それの結果が今の結果なのですから、その結果を受け入れて認めてあげることが、劣等感に打ち勝つためには大切なのです。
今からチャレンジするのも遅くない
決して今からチャレンジするのも遅くはありません。
人間は他者との比較をしてしまう生き物です。なので、本来、劣等感を持ってしまったり感じてしまうのはある程度仕方ないことです。もちろん過度にそれを気にしすぎてしまったり、他者の良い部分ばかりに目を奪われてしまうのは良いことではありません。
ですが、その劣等感をバネにして、他者の良い部分を自分も少しは取り入れたり、今の自分を少しでもよくしていこうと思うことは決して悪いことばかりではありません。
劣等感を感じるということは、自分が「こうありたい」という理想と「でも今はこうだ」という現実のギャップですから、自分の理想や自分が望んでいる姿を知る機会にもなるわけです。
もし、そのギャップをどうしても埋めたいということであれば、今から努力したりチャレンジしてみたりすることは悪いことではありません。何も大きなことをしなくても良いんです。自分が劣等感を感じている部分に対して、まずは自分ができることに何か一つでもチャレンジすることで得られる経験や感覚は今後の人生に大きな影響を与えるかもしれません。
今から始めるのでも、決して遅すぎるということはありません。なので、まずは自分から一歩踏み出してチャレンジしてみるのも良いかもしれませんね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、劣等感で押しつぶされそうになった場合の打ち勝つ方法やその克服方法について述べてきました。
劣等感は確かにどんな人でも持ってしまいがちです。なぜなら人間は比較する生き物だからです。ですが、過度に他人の良い部分ばかりを見つめてしまっては、その裏側に隠れている本質的な部分を見逃してしまうかもしれません。
過度に他者と比較しすぎても決して自分の満足を得られることはありません。あくまで自分のペースで、ですが、自分が変えたい、変わりたいと思った点に関しては、身の回りのできることからスタートするのが良いのではないでしょうか。