就活や恋愛など、様々なシーンで「自分の長所」をアピールする必要が出てくる場合がありますね。皆さんは、自分の長所を説明することができますか?
「自分の長所かぁ・・・」と悩んでしまうような方のために、簡単な「自分の長所の見つけ方」をご紹介したいと思います。
どれも難しくない方法ばかりなので、ぜひ参考にしてみて下さい。
Contents
自分の長所の見つけ方
まずは誰かに聞いてみる
自分の長所をすらすらと挙げられる人もいますが、そうでない人もいます。自分の長所をうまく言葉で説明できない人は、どうすれば自分の長所に気付けるのでしょうか?
最も簡単な方法は「誰かに聞くこと」です。友人であったり、家族や恋人など、自分ではない誰かに聞くことで、第三者からの客観的な視点を得られます。
TwitterやFacebookなどSNSでの付き合いが増えた現在では、そうしたSNS上のフレンドに対して「私の長所ってなんだと思いますか?」と発信してみるのも良いでしょう。大喜利のようなネタ発言も混ざるとは思いますが、中には核心をついた投稿も集まることもあります。
こうした「第三者の視点」は、自分の長所を見つける為によく用いられるものです。自分ではない誰かの客観的な意見だからこそ、説得力も生まれます。
注意するとしたら、アドバイスを受ける相手はなるべく自分と親しい人を選んだ方が良いという点です。例えば、カウンセラーとか、自己啓発セミナーとか、占い師などの人達は、普段のアナタを良く知る人物ではありませんから、アドバイスを受けるには適切ではないと言えるでしょう。
普段近くにいる人に聞くことで、より自分の本質をわかっている人から自分の特徴を教えてもらうことができます。
短所から考える
次は「短所から考える」という考え方についてご紹介しましょう。
皆さんは「自分の長所より短所の方が思いつく」ということはありませんか?実は、これは心理学的に説明がつきます。短所というのは自分にとって悪い記憶です。何かに失敗して後悔したり、自己嫌悪した場面をいつまでも覚えているなど、嫌な思い出ほど強い記憶として残るのは、「危機的な状況を学習して記憶し、それを回避しようとする」という生き物の本能によるものだと言われています。だから、長所というポジティブな情報より、短所というネガティブな情報の方が強い記憶として残るのです。
しかし、ここで考え方を変えてみます。短所というのは、本当に自分にとってネガティブなものでしょうか?
例えば「自分は臆病だ」という短所は「自分には慎重さがある」と言いかえることができます。「自分は嫉妬深い」という短所は「自分は人を深く愛することができる」と表現できるでしょう。「自分は忘れっぽい」なら「自分は気持ちの切り替えが早い」と考えることができます。「自分は食べ物に執着がない」なら「自分は食べ物に好き嫌いがない」と前向きにとらえることもできます。
ここで必要なのは「一見するとネガティブな要素の中からポジティブな要素を見つけ出す」という努力をすることです。これができると、自分の長所が見つかるだけでなく、人間関係全般においてプラスに作用します。
例えば、「恋人はずぼらで掃除が苦手」という短所も「恋人はいつでも自然体」と前向きに考えられたら、相手に対してイライラすることはなくなり、相手を受け止める寛容さを身につけられるでしょう。「会社の上司が口うるさい」のも、「会社の上司は仕事熱心」と考えたら、少しは腹も立たなくなるかもしれません。
このように、短所を長所に変える考え方を身につけておくと、自分自身の短所から自分の長所を導き出すことができます。
自分と性格が似ている人の長所を洗い出してみる
最後に、自分と性格が似ている人の長所を洗い出してみることから自分の長所を見つけるという方法です。自分と性格が似ている人が優れているポイントが明確になれば、そこから、自分自身の長所を発見できるかもしれません。
自分と性格が似ている人の長所が「気持ちの切り替えが早い」ということであれば、自分の長所も同じく「気持ちの切り替えが早い」ということかもしれません。必ずしもすべての特徴が同じと言うことはないでしょうが、その人が自分と性格が似ているのであれば、その人の強みと自分の強みがかぶる部分は必ずあるはずです。そこから自分の強みを導き出すという方法を取るのも良いでしょう。
また、逆に、自分と性格が違う人の特徴を洗い出してそれの反対を導き出すという方法も良いでしょう。自分と性格が反対だなと思う相手の性格が「破天荒」と言うことであれば、自分の強みは「慎重さがある」「真面目だ」と言うことかもしれません。このように、逆に自分と違う特徴を持つ他者の特徴の反対を考えることで、自分の長所をみつけるという方法もできるかもしれません。
まとめ
今回は「自分の長所の見つけ方」というテーマにそって、3つの方法をご紹介しました。どちらも簡単に実践できる方法なので、よければすぐにでも試してみて下さい。
誰にでも長所と短所があります。長所は素晴らしいもので、短所は悪いものと考えがちですが、実際は長所と短所の両方がそろってアナタの個性になります。
大切なのは、自分に対して悲観的にならないことです。誰にでも長所はあるし、短所も長所に変えられます。そういうポジティブシンキングを手に入れられたら、それも長所の1つに加えることができますね。これを機に、ぜひアナタの長所を再発見してあげて下さい。長所は、アナタに見つけてもらうのを待っているのですから!