パワハラギリギリ上司っていますよね。
「確かに、ギリギリ、パワハラじゃないかもしれない」
「だけど、日々の仕事でストレスを感じている」
「誰かに相談したり、パワハラとして告発できないから、パワハラよりタチが悪い」
そんなパワハラギリギリ上司に、日々悩まされている人も多いのではないでしょうか。
実際に私自身、サラリーマン時代、パワハラギリギリ上司に悩まされていました。
お願いという形のほぼ強要を強いられたり、業務を過度に監視されたり、過度な期待をされたり、など。
確かに、形式上はパワハラではないかも知れませんが、パワハラ並みの苦しみを味わった経験があります。サラリーマンは上司にはなかなか逆らえないものですものね。
でも、いざ、転職しようと思うと、
「でも、いい職につけるかわからないし、やっぱり転職はリスクがあるし」
「子供や妻がいるから、今の給料や待遇は捨てられない」
など、様々な理由や感情があり、身動きが取れなくなってしまいますよね。
実際にその板挟みにあって、なかなかパワハラギリギリ上司の対処ができず、ずっと悩んでいるという人も少なくないでしょう。
そこで、そんなパワハラギリギリ上司の特徴と対処方法を解説します。
Contents
パワハラじゃないギリギリな上司の例
お願いという形式だがほぼ強要
「負担ならやらなくても良いんだけど」という前置きをしたりして、何かをお願いしたりする上司いますよね〜。
あくまで本人からしたら「無理にしなくても良いよ」というスタンスで伝えているかもしれませんが、上司の指示を断りにくいのがサラリーマンです。そんな「上司-部下」という立場関係が持つ性質を全く理解せず、あくまで「自発的な」行動として、お願いを要求するとてつもなくタチが悪い上司がいます。
本人からしたら「別に立場を利用しているわけじゃない」ということかもしれませんが、こちらからしたらほぼ強制のようなものですよね。
管理という名の監視
仕事の進捗や成果が気になるのもわかりますが、過度に部下がやっている業務を管理(監視)する上司がいます。
手取り足取り見られている気がしてしまい、仕事も窮屈ですし、失敗を恐れてのびのびと仕事することもできません。仕事の進捗に支障がないように、ミスがないようにという気持ちなのかもしれませんが、こちらからしたらストレスになるばかりか、むしろ仕事の進捗や成果が悪くなります。
ですがサラリーマンである以上、上司と部下は「管理する-管理される」関係であるため、部下は上司に対して何も言えないからこそ、マジでタチが悪いのです。
お前のためを思っているんだ
「お前のために言っている」「期待しているからここまで言うんだ」
これを言われた人も多いのではないでしょうか。
「知らんわ!余計なお世話だ!」という風に思いますよね。
本人からしたら本当にこちらのことを思ってそう言っているのかもしれませんが、こちらからしたら「超お節介もいいところ」です。むしろ、こちらのことを思うなら「のびのびとやらせてくれ」と思います。
百歩譲って、こちらのためになることをしてくれているならまだしも、大抵そういう上司はむしろ自分の業務や仕事の邪魔になる厄介ごとを押し付けたりします。
「お前のためだ」という上司は、気持ちばかりに焦点がいっていて、「何をしているのか」の本質を理解できていない可能性があります。
自分に対してではないが、大声を出したりきついことを言う
このケースは、私の知人であったのですが、自分に対してではないが、他の職員、お客さん、時には物に対して、大声を出したりきついことを言う、パワハラギリギリ上司もいるようです。
確かに自分自身が、直接何かを言われているわけではないですが、何かに対して悪態をついている人がそばにいるだけでもストレスになります。
電話や、誰かの会話の中で、周囲に聞こえる声で嫌味を言ってみたり、大きな声で誰かを叱責していたりなど、その人と働いていることがストレスだけども、自分が何か危害を加えられていないという状況が確かにパワハラじゃないので一番タチが悪いです。
厳密にはパワハラじゃないかもしれません、問題にしにくい分、時にパワハラ以上の苦痛を強いられることもあったようです。
パワハラギリギリ上司に、どう対処するべきか
とにかくなるべくコミュニケーションを取らない
「難しい!」というのは、わかっています。
ですが、可能な限り、なるべくコミュニケーションを取らないようにしましょう。
いやなことをふっかけられる前に、「忙しいふりをする」「業務に集中しているふりをしてみる」「昼食休憩の時間をズラしてみる」など、「相手にビクビクしながら仕事をするのは嫌だ」と思いながらも、それでも、コミュニケーションをとるよりはマシだということで、なるべく関わらないようにするのは賢明かもしれません。
すると、少しずつある事に気づくはずです。自分がその上司に、知らず知らずに感情や行動を支配されていたという事に。
「相手はこう思うだろうな」
「こういうのはダメだろうな」
など、パワハラギリギリをされている人は、上司に自分の行動や感情を支配されてしまっている可能性があります。日々、仕事をしていると、人は知らず知らず誰かのペースに巻き込まれてしまいます。
特に、負の感情による支配というのは、なかなか抜け出せられないのは有名で、「こうするとこんなマイナスな事がある」と、負の感情を抱くと、人間はどんどんその支配に飲み込まれてしまうのです。ブラック企業の社員がなかなか会社を辞める選択ができない事ができない理由も、「負の感情による支配」があるとも言われているほどです。
事実、私もサラリーマン時代はそういった「負の感情による支配」を受けていた自覚がありました。なので、その時は、とにかくその上司とのコミュニケーションを減らしていく事を意識しました。すると、少しずつ自分の心が解放されていくのを感じることがありました。
最終的には自分が転勤になって、転勤先で最高の上司に出会ったこともあり、元の上司からに負の支配をされていたことが確信に変わったというオチです。
「別に支配されているとは思わないけどな」と思う人もいるかもしれません。
しかし、相手が支配したいと思っているのではなくても、無意識に自分自身が支配されている事は往々にしてあるのです。
それだけ、日々毎日仕事をしていると、どんどん視野が狭くなってしまい、その会社の常識・上司の考える常識で、物事を考えるようになってしまうのです。だからこそ、一度視野を広く持つためにも、上司となるべくコミュニケーションを取らないようにすることが大切です。
そうすることで、より客観的に自分自身を見つめる事ができ、それによって、次のアクションをとる事ができるようになります。
思い切って転職をしてしまう
もういっそのこと転職してしまうのも一つの手段です。
私の場合、転勤でその地獄の環境から抜け出すことができましたが、実際にあそこで転勤していなかったらメンタル的にやばかっただろうな、と思います。
転勤は会社の都合なので運次第ですが、転職ならば自分で掴み取ることができます。
また、転職活動をしているといろいろといいこともあります。
それは自分の視野が広がるということです。
以前こちらの記事でも述べました↓
世の中にはこういう仕事もあるのか、こういう働き方もあるのか、今までウチの会社でやってきたことは常識じゃんかったんだ、もし今の職場でどうしようもなくなってもこれだけ世の中には求人があるんだ、という風に思うだけでも、気持ち的に違います。
そもそも、仕事は人生の全てではありません。人生の一部として、仕事があるのです。なので本来は、どんな仕事をするのかは、どんな人にも選ぶ権利があるのです。
ですが権利があったとしても、そもそも選択肢を知らなければ結局その権利を持っていないのと同じです。
私は結局、転勤があったので、会社に残る事にしましたが、もしあのままだったら転職をしていたと思います。
そもそも、今の仕事以外にどんな仕事があるのかを知らなければ、今の仕事がいいのか、悪いのかすら、判断する事ができません。
自分の選択で「どうするのか」を決めていく事ができるようになったのは、転職求人サイトに登録していろいろな仕事を見るようになって比較できるようになったからだと思います。
求人サイトに登録して、いろいろな転職情報を眺めているだけでも、今の仕事が人生のすべてではない!ということがわかります。
別に登録したからといっても、必ず転職しないといけないわけではありません。
むしろ登録して、結局転職しない人の方が圧倒的大多数です。
だけど、登録することにはそれ以上の価値があると私は思っています。
基本、どの求人サイトも登録は無料なので、すぐにでも登録できちゃいます。
オススメは、最大手のリクナビNEXTです。
理由はとにかく求人数が圧倒的に多いからです。
自分の地域、年齢、職種、業種の求人がどの程度あるのかということも知ることができます。
変な勧誘とかもなく、デメリットも特にない完全無料なので、登録しておいて損はないでしょう!
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まとめ
今回は、パワハラギリギリ上司の特徴やその対処方法を解説しました。
パワハラギリギリ上司は、正式なパワハラとして上にあげることができない分、一番たちが悪いんです。
この記事が何かの参考になっていただければ幸いです。