会社に勤めていると、毎年新卒の若い子が入社してきますよね。

嬉しい反面、いざ部下ができて、今の若い部下にどのように接したらいいのか、どう指導していいのか悩んでいる上司も多いでしょう。

そこでどうやって若い部下へ接したら良いかをご紹介したいと思います。

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若い部下と上手く接するには

褒めて伸ばす

若い部下と上手く接するには褒めて伸ばすことが大切です。現代の若い人は、怒られ慣れていないため人が多く、怒られることが怖いと感じる人が多いのが特徴です。

確かに若い部下にもいろいろなタイプの人間がいます。

自分の意見を伝えきれず不満を持ちやすいタイプ、または下手に伝えて年配上司から生意気と思われるタイプ、周りからの評価が気にならない私は私と強気なタイプ、相手に嫌がることをしたくないため営業の押しが嫌いなタイプ、無表情タイプ、プライベートで上司と会うのは嫌なタイプなど、様々なタイプがいます。

タイプによって上手く接する方法が異なる部分がありますが、どんなタイプでも、褒めて伸びるタイプの人間が、今の若い部下には多いのは覚えておいた方が良いでしょう。

今の若い人は、褒められることや頼られることで会社に居場所を見つけてくれます。現代の若い人は怒られ慣れていないので、怒って伸ばすというのは難しいでしょう。どんな些細なことでも、ありがとうと感謝して、少しオーバーに、すごいね!こんなに早くできたのね!気が利く!と褒めてあげると、やる気が出て、上司を困らせないために、喜ばせるために張り切って仕事をしてくれるます。

プライベートに踏み込まない

若い部下と上手く接するには、プライベートに踏み込まないことも大切です。

現代の若い人は自分のプラベートに踏み込まれるのを嫌う傾向があります。信頼している人には心を開きますが、そうでない人からプライベートの質問をされることが好きではありません。

若い人は、パワハラ・セクハラ・モラハラなど、ハラスメントに大変敏感ですので、自分のプライベートに踏み込んできただけでもそれをハラスメントだと感じてしまう人もいるでしょう。ですので、若い部下と上手く接するためにも、プライベートに深入りしないことも大切です。

優しく明るく接する

若い部下と上手く接するには、優しく明るく接することも大切です。

若い部下には話しやすいと思ってもらうことが大切です。なぜなら、仕事で困っていることの相談も、大変な状況に陥った時も、いち早く報告としてあげてきてくれるからです。

いち早く報告してくれるからこそ、解決も早いです。また抜け漏れなくちゃんと報告もあげてくれるので、結果的に上司の立場としても、今後のミス軽減につながったり、業務の改善ポイントが明確化します。

そのためにも、普段から優しく明るく笑顔で接するようにして、話しやすいと若い部下に思ってもらうことが大切になります。話しにくい怒りやすいと思われてしまうと、それが嫌で失敗や困った問題も隠したり、逃げたり、うやむやにしてしまう可能性もあるので注意が必要です。

指摘や指導は怒らずに、真剣に細かく伝える

間違いは怒らずに、真剣に詳細に伝えるようにしましょう。間違いがあった場合、直した方がいいことに関しては、絶対に怒らずに真剣な表情で理由を述べて細かく伝えましょう。

特に最悪なのは、大勢の人の前で注意や叱ったりすることなので絶対に注意しましょう。

「困った表情で伝える」など、普段の明るさから真剣な表情に変えると、部下も違いを察してくれます。

ミスや失敗がどんな状況を引き起こしてしまうか、リスクや損失も併せて伝えていくとより良いでしょう。今の若い人は意外と冷静で合理的で、内容や概要をきちんと説明すれば納得して次からは改善してくれます。

逆に、「部下の成果、うまく出来たこと」は、その上の上司にもしっかり伝えてあげるとさらに部下は信頼してくれることも覚えておくと良いでしょう。

選択肢を与える

若い部下には選択肢を与えることも良いでしょう。

特に女性の部下の場合「こうしなさい!」とこちらが決めつけるよりも、「こうしたら自分にとってプラスになるよ(しなくてもいいけど)」と選択肢を与え、あとは自分で選ぶような話し方で接すると良いでしょう。

又、間違いを正す時も「○○さんなら、どんな解決方法があると思う?」と本人に考えさせ、部下からの改善策を出させるようにすると効果的です。

仮にそれが間違いだったり、うまく回答できなかったとしても、それを責めたりせず、相手の意見を認めて、よい改善策を提案していくと若い部下と良い関係を築けるでしょう。

また「せっかく○○さんは素敵で明るくて信頼できるとお客様から言われていたのに、○○さんが信用できないって言われてしまうのはすごくもったいないでしょう。」など、直したら自分にとってもメリットにつながることを伝えると素直に納得して、見違えるように改善されるかもしれません。

会社で部下の悪口を言わない

若い部下と上手く接するには、会社で部下の悪口は言わないようにしましょう。

若い部下は、同期同士で情報共有をしていることが多く、上司に怒られたこと、上司のよくないと思う行動、辛かったこと等を共有している可能性が高いです。

他の同期からの負の情報は、かなりマイナスな印象を与えてしまう可能性があります。また悪口も一瞬で広まります。ですので、会社内や同僚など会社関係者には、なるべく部下の悪口を言わないようにしましょう。これは、若い部下と上手く接するためでもありますが、自分の身を守るためでもあります。

まとめ

今回は、若い部下と上手く接する方法について述べてきました。

間違いを怒らないことについては、年配の上司からは「接し方指導が甘すぎるし、厳しくしないといけない。間違っているとはっきり伝えて甘えさせるな、つけあがらせるな」などと怒られてしまうかもしれませんが、怒ることは良い結果を生まないと思います。

最近は、若い人の社会人マナーも、特に食事会の席での対応、上座下座、上司に料理をつぎ分けることや、上司の飲み物がなくなった際にそっと注文促す等も嫌がる人が多い気がします。自分でやればいいという感覚が多いですが、気が利くと思われたら嬉しい、出来ていたらすごいなと思うようになると、だんだんと自然にできるようになっていくと思います。

若い部下の意見を否定しない、褒めて伸ばすは必須、怒鳴らない。優しく笑顔で接する。直して欲しい部分や説明する時は、理由まで詳細に伝える。

何も生まれないゼロと自分にとってプラスになる選択肢を与えて選ばせる。プライベートは深入りしない。

世代が違うと会社への尽くし方や、社会人マナーの徹底も意識が低い場合もありますが、ただそれも受け入れないといけないと思います。否定せず、若い世代のメリットにつながる部分を話して接していくことが今は大切だと思います。

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