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夫婦の尊敬は必要なのか
いきなり結論から述べますが、夫婦がお互いの事を尊敬する、これは非常に大切な事です。
それは、今の時代核家族化が進み、ますます「夫婦」が家族の基盤として重要になっていっているからです。
夫婦は家庭の中心ですから、一つ屋根の下で一緒に暮らし、協力して家を守っていかなくてはなりません。そこで当然、お互いの「知恵を出し合って」より良い家庭を作る必要があります。男性・女性共に今まで培ってきたノウハウがある筈です。これをお互い利用しない手はありません。
お互いの力を出し合う訳ですから、互いに足りないところを補っていくわけです。そのため、相手を尊敬しないといけません。というよりは、本当に補完関係になっているのなら、自然と尊敬できるのです。
逆にいえば、夫や妻を尊敬できないというのは、自分と役割がかぶっているのです。つまり同じタイプということ。決めるタイプとそれを吟味するタイプ。攻め手と守り手。それぞれ違うもの同士で世の中は成り立っています。会社や組織において、皆が攻めても、守ってもダメです。攻める人もいて、守る人もいる。それぞれの役割がうまく分担できているからこそうまく組織として回っていくのです。
家庭も小規模とはいえ一つの組織やグループです。夫や妻を尊敬できないというのは、二人とも決め手だったり、二人とも吟味する役割だったりと、役割がかぶっているからなんです。
以前、こんな事がありました。
リフォームです。私は私なりに考えて業者にいろいろ注文を出していました。勿論、台所の方は、妻が担当です。ある程度決まった所で、業者が私の書斎の説明をしていました。その時です。妻がレイアウトを提案してリフォームが完成しました。今その部屋でパソコンをやっておりますが、快適です。私が提案したものであったら、使い勝手がずいぶんぎこちなくなっていたと思います。妻に感謝です。
世間ではよく言われていることですが、女性と言うのは細かい所に、神経が行き届くものなんです。その時妻は私にかわって、私が気づかないような細かな点まで気配りして注文をしていたようなのです。その点男性は大まかです。そのため、そんな妻を心強いと思うとともに、尊敬の念を常にもっています。オフェンスの選手がディフェンスの選手を尊敬しているのと同じです。
自分にはない特徴や性格を持ち、自分ができない役割を担ってくれる夫や妻は、頼もしいと思うとともに、尊敬の対象になるはずです。それが夫婦としてうまくやっていくために重要なのは言うまでもありません。だからこそ、身も蓋もない話なのですが、尊敬できる(自分には到底できないことができる)人と結婚しないといけないということにもなります。
夫婦が尊敬できるようになるためには
では夫婦が自然と尊敬できれば良いですが、今の夫や妻に対して尊敬できないという場合はどうしたら良いのでしょうか。ここからは夫や妻を尊敬できるようになるためにはどうしたら良いか。
それは「相手と違う役割を担っていく」ことです。
これは夫が仕事・妻が家事育児というような「タスクの分担」のことではありません。家庭の中での「キャラ」や「ポジション」です。何かを決める人なのか、細かいところを詰める人なのか、潤滑油なのか、仲介役なのか。
人が複数集まると、必ず役割やポジションが自然とできます。それを相手と違った役割を担うのです。これは簡単なことではありません。自分の役割や特徴というのは生まれもったものや、育った家庭環境や家族関係などが影響しますので、簡単には変えられません。(詳しくはこちらの記事などを参考にしてください→長男次女のカップルは相性が良い)
なので少しずつですが、優柔不断な人なら自分がいろいろ決めたり、相手が気が強く決めたがりなら少し自分は受け身になってみるとか。
相手との相性というのはどうしても存在してしまいますが、夫婦が尊敬していくためには、夫婦をうまくやっていくためには、やはり相手と違う役割を担っていくことが必要になるわけです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は夫婦が尊敬することは必要なのかを述べてきました。
夫婦が家族の中心である以上、家庭をうまく回していくためには夫婦は協力をしていかないといけません。そのため、夫婦が互いに尊敬し合うのはとても大事なことになります。
そのためにもなるべく相手と違う役割を担い、そしてうまく家庭を回していくことが求められているのです。
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