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落ち込んだらすぐに立ち直れない
失敗やミスや嫌なことがあるとすぐに落ち込む。
「ひどく落ち込むと、なかなか立ち直れない」
「立ち直りまでが遅い」
仕事や恋愛など、どんなことでも、一度落ち込むと立ち直り元気になるまでに時間がかかる。
そんな人も多いのではないでしょうか。
今回は落ち込むとなかなか立ち直れない人に向けて、なるべく早く立ち直る方法をご紹介します。
落ち込んだ時に立ち直る方法
気分を切り替えるために、他のことに集中する
なかなか立ち直れない時は、他のことに集中することで、落ち込んだ気分を取り戻すようにしましょう。
散歩をしても良いでしょうし、好きな音楽を聞いたり、何か違う仕事に打ち込んだりしても良いでしょう。とにかく何か違うことに集中して「気をそらすよう」にするのです。
それは「失敗やミスや嫌なことを諦めてしまえ」ということではありません。
他のことに集中することで、まず「落ち込んでいる」という負の感情に支配される状態から離れることができます。いわばこれは冷静じゃない状態です。
そこから、一時的にでも気持ちが上向きになることで、より冷静に客観的に自分の状況を把握できるようになります。なんせにせよ、一度冷静になることが大切なんです。
全てを取り返そうと思わない
落ち込むとなかなか立ち直れない人は、全てを取り返そうと思わないようにすることが大切です。
失敗やミスや嫌なことがあった時に、人は「その状況をなんとかできないか」と無意識に考えはじめます。
確かに、物事の中には、少し行動してみることで、取り返せることもあります。ですが、全て問題がそうとは限りません。簡単に時間がかかるものや一人で解決できないものもあるでしょう。
「それらを解決するな」という意味ではなく、心が無理してしまわないように、無理に全てを取り戻そうとしないことが大切ということです。
真面目で、問題解決能力が高い人ほど、何か失敗や問題や嫌なことが起こった時に「どうにかしよう」と考えてしまいます。
確かにそれも重要なことですが、どんなに頑張っても、すぐには解決できない問題や、一人では答えがでない問題があるので、まずは全てを取り戻そうと思わないようにすることが大切です。
30%でもリカバリーできることはやってみる
全てをなんとかしようと思わないことも、他のことに注意を逸らすことで冷静になることも大切です。
ですが状況をただ傍観していろというわけではありません。
失敗やミスをしてしまった時に、100%全てをリカバリーすることは難しいかもしれませんが、その損失を最低限に抑えるために、30%でも良いのでできることをやるようにしましょう。
気持的にも自分自身の損失を最低限に抑えることで多少は楽になるので、結果的に立ち直りが早くなります。
割り切りポイントを作る
自分の中で、割り切りのポイント(納得ポイント)を作ることが、早く立ち直るポイントです。
どんな人でも、ミスや失敗や嫌なことはあるものです。人間は失敗やミスをする生き物なんです。そしてその失敗やミスや嫌なことは全て取り返せるとは限りません。
マイナスのこととプラスのことを経験しながら、人間や組織は成長していくのです。全てをプラスにしようとするのは、自然の摂理にある意味逆らうことになります。
もっとも大切なのは「マイナスなことが起こった時にそのマイナスを最小限に食い止めること」と「それ以上のプラスを他で作るように努力すること」です。
そのためにも、落ち込むことに対してある程度の割り切りポイントを作りましょう。「これで仕方ない」「まあこれでよしとしよう」「次につながる教訓にしよう」など、落ち込むことに対して、ある程度のところで割りきりポイントを見つけるのです。
心の保険を見つける
例えば、家が火事になった時、「でも火災保険があるからいいや」「建物と家財はなくなったけど土地は残る」というように、何か落ち込む時に「でも〇〇があるからいいや」という風に、落ち込んだ気分を慰めてくれるものを見つけることは大切です。
人は案外、落ち込んだ時に、そのミスや失敗や嫌なことの代わりになるものがあると、心が落ち着くものなのです。
「〇〇はダメだったけどこれがあるから大丈夫」「〇〇があるからまだマシ」という風に、
代わりになるものを見つけたり、代わりになるものの存在を再認識することで、落ち込んだ状態から立ち直るきっかけをくれるのです。
先ほど「他のことに集中して気を逸らせ」と述べましたが、これは心の保険を自分の中で見つけて、再認識するための時間を作る意味もあります。
辛い状況に陥った時に、落ち込んだ状態から早く立ち直りたいのであれば心の保険を見つけることで、落ち込んだ気持ちからの回復が早くなるかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたか?
落ち込むことがあった時に、人はなかなかすぐには立ち直れないものです。
そんな時には、無理に全てを取り返そうと思わないことも大切です。そしてやれることはやって、あとは気分転換をしたり、気を逸らしたりして、心の保険を見つける時間を確保するようにしましょう。
どんな人にも組織にも順風満帆なんてことはありません。必ずマイナスなことはあります。そんな時に、その損失を最初限に食い止めることは大切ですが、それだけでなく「これはダメだけど、これがあるからいいや」というように心の保険を見つけることでも、気持ちは案外上向きになるはずです。
どんなに落ち込んむ状況でも、全てがマイナスだらけというわけではないはずです。
自分の身の回りを見回して見てください。
まだ、あなたには残っているものがあるはずです。
その存在を再認識するだけでも、気持ち的に少し余裕になれるはずですよ。