あなたの職場や仕事場で、嫌われるダメ上司はいるでしょうか。
組織で働いている以上、上司はどんな職場にもいます。
そして上司も人間なのですから中には「うざい上司」「むかつく上司」など、とにかくこの上司が嫌いで一緒に仕事したくないと部下がストレスをためているいうケースもあるでしょう。
では、どんな上司が部下から嫌われるのか。嫌われるダメ上司の特徴12個をまとめました。
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職場で嫌われるダメ上司の特徴12個
人によって態度を変える
人によって態度を変えるのも嫌われるダメ上司の特徴です。
自分より格下だと思った相手にはとことん強気で、自分より下に見ている相手だけに強気な上司がいます。そのくせ、自分より立場が上の人や、この人には勝てないと思っている相手に対しては愛想よく振舞ったりしています。
人間ですから、好き嫌いがあるのはわかりますが、それがあからさまの場合、周囲からは嫌われます。
たとえ、自分に対してはいい態度をとられていたとしても、他の人に嫌な態度をとっている場面を見てしまえば、その上司のことを良く思えなくなります。
女性に対しては優しいけど、嫌いな上司や若い部下に対してだけ言い方がきつかったり、冷たくあしらったりするなど、相手によってコロコロ態度が変えるような上司に人は人はついていきません。
ひどい場合は、格下だと思った相手には、ミスがないかと粗探しを行い、ミスが発生した時には自分の上司へ報告しりなどの上司もいるようです。
他人に厳しく、自分に甘い
他人には厳しいのに、自分がミスした時には全力で言い訳をする上司もダメ上司です。
他人には些細なことや仕事とは全く無関係なことであっても厳しい上司。
しかし、自分が職場の損失に直結するような重大なミスを犯しても、反省する様子もなくとにかく自分は悪くないというような態度で弁解を続ける上司もいます。そんな他人に厳しく自分に甘い上司に人は信頼することができない、ダメ上司の特徴と言えるでしょう。
自分が若い時の仕事に対する考えを押し付ける
自分が若い時はこうだったなどと根性論を押し付ける上司もダメ上司の特徴です。
「自分が若い時は深夜まで残業し、倒れるまで仕事をするのが当然だった」「若いんだから休みなんていらないでしょ?」などと、自分の根性論を押し付ける上司もダメ上司と言えるでしょう。
そもそも時代が違いますし、業務の内容の近代化や、PCやインターネットの普及などの作業環境も違いますので、時代錯誤も甚だしいです。
百歩譲って、言うだけでなく自分も一緒に仕事をしているならわかりますが、、当の本人は休憩室で休んでいたりしたらさらに最悪です。
また部下の休暇には良い顔をしない上司もいます。
そんな上司は「自分が若い時は上司の仕事も率先して引き受けていた」と話し、自身の正当化に余念がないのです。そのくせ、自分は職場の状況も考えずにまとまった休みを取る上司と何かと、根性論を押し付ける上司がいます。
役職者を偉いと勘違いしている
ある程度の役職についていればいいという考えに凝り固まっている上司もダメ上司です。
ある程度の役職についていることで自分が偉いと勘違いしている上司。
そんな上司は知見がないダメ上司です。周囲がその上司を偉いと気遣い、その人に敬意を払うならまだしも、自分自身が偉いという態度で部下に接する上司はダメ上司です。
そんな上司を尊敬できる部下はいませんし、そんな上司の元で育った部下が上司になった時の悪い模範になってしまう恐れさえあります。
仕事を部下に押し付ける
会議に出席すると必ず面倒くさい仕事を持ち帰り、それを部下に押し付ける上司もダメ上司です。
会議の場で何か依頼や提案を持ちかけられると、二つ返事で快諾してその仕事を持って帰ってきます。
そしてそれをやってくれそうな部下のもとへ持って行き、自分では到底完遂できそうもないようなシビアな条件を付けくわえた挙句、丸投げするのです。
にも関わらず要所要所でやたらと口出ししてきて作業がはかどらない状況にさせます。さらに、完成したものをあたかも自分が手掛けたものかのように依頼主のもとへ持ってき、自分の手柄にするのです。
どうでもいいことに口うるさい
仕事内容以外の部分のどうでもいいことに細かい上司はダメ上司です。
物の置く位置が前と違う、ドアが開けっ放しになっているなど、仕事内容以外の部分に細かい上司はダメ上司の特徴と言えます。
会社によってはその部分が大事だというところもあるかもしれませんが、優先順位としてそこが仕事をするよりも大事なのかというところに関して、細かく説教をするような上司は尊敬できません。
被害者ぶる
「人から頼まれごとが多くて自分の仕事ができない」「自分はこんなひどいことをさせられた」など、過度に被害者ぶる上司はダメ上司と言えるでしょう。
実際にそうなのかもしれませんが、それを周りの人に聞こえるようにわざわざ言う必要はありません。本人は周囲に同情や同意をして欲しいのかもしれませんが、被害者ぶってばっかりで責任を取らない人を尊敬することなんてできません。
嫌味を言う
例えば、嫌いな上司の更に上の上司が「今日は早く帰ったら?」「明日休んだほうがいいよ」などと声かけしてくれているにも関わらず、「昼間人からの頼まれごとが多くて自分の仕事ができなくて、まだ終わらないので帰りたくても帰れないんです。」「自分の仕事を誰かがやってくれるのならいつでも休みます。」など、好意を踏みにじるような返答をしている人もいますよね。「頼んでくれれば全然やるのに。」と部下が思っていても、人に仕事を頼まずに全部自分一人でやっている人に限ってこのようなことを言うものです。そういう事を言うのであれば、普段から部下に仕事をふるなどして自分の負担を少しでも減らせばいいと思ってしまいます。
言っている事とやっている事が矛盾している
自分は忙しくて帰れないなどと言っているのに、他の人と立ち話をしていたり席にいない事が多い上司。そんな姿を見てしまうとイライラしてしまうものです。誰かと大笑いしながら雑談をしている時間があるのなら、やるべき事をやってから休憩したり雑談したりすればいいのに、と思ってしまうものです。自分の仕事に影響していなかったとしても、その状況が見えてしまったり同じ部屋にいるというだけで、自然にストレスが溜まりその上司のことを嫌いになってしまうものです。
責任を取らない
責任を取らず部下のせいにする上司は嫌われます。サラリーマンとして仕事する以上何かしらのミッションを与えられるものです。個人で行うこともありますが、たいていのものはチームワークです。仕事・ビジネスですからもちろん成功ばかりではありません。失敗やミスもあるでしょう。そんな時に部下のせい、誰かのせいにして責任を取らないのは上司として嫌われます。一度でもそんな姿をみてしまったら、今後上司のために何かしようと思うこともなくなってしまうでしょう。
謝罪と感謝がない
自分の上司には謝罪や感謝をしっかりして、媚びへつらう人は多いかもしれません。ですが部下に何かやってもらった時、部下に何か悪いことをしてしまった時に、部下に対してもしっかり謝罪と感謝ができない人は上司として嫌われます。
プライドがあるのか、なんなのかわかりませんが、やたら部下や年下の社員に対して横柄な態度をとる人がいますが、きちんと謝罪と感謝を述べるのはビジネスとしても、人としても常識です。
自己中心的
何かと自己中心的に物事を考える人がいます。全ては自分の成績のため、評価のため、自分の出世のため。何かと自分中心で考えてしまい、相手のことや周囲のことを気遣わない上司がいます。上司として責任ある立場としていろいろなものを抱えていることもわかりますが、それでは周囲からの信頼も得られず嫌われてしまいます。自己中心的にならず周囲のことも気遣うことは円滑な社会生活を送る上で欠かせないことです。
ダメ上司への対処法
利用できるところは利用する
一生一緒に働くわけではないと割り切り、利用できるところは利用しましょう。
どんなダメ上司であっても、それなりに修羅場をかいくぐってきた経験はあるはずです。案外トラブルシューティングに長けていたりするので、そういったことは素直に吸収し、盗めるものは盗んで自身のキャリアの一部としましょう。
その上司と一生一緒に働くわけではありません。
こんなダメ上司にだけはなりたくないという反面教師の考えも忘れずに常に持っておき、期限付きの付き合いだと思って関わっていきましょう。
上に報告する
割り切ることができないほどのダメ上司の場合は、上に報告しましょう。
ダメ上司にも色んな種類がいます。割り切ったり利用することができない程のダメ上司の場合、自分の心身の健康を害さないためにも早急に手を打つ必要があります。
ですが、長年勤めてきた上司を相手にすることはたやすいことではありません。余程害のある人間ではない限り職場から追い出すことは難しいので、長期戦を覚悟した方がいいです。
どのような結果になるかはわかりませんのであまりオススメはしませんが、まずはその上司がいかにダメ上司なのかを示すことができればいいわけです。方法としては、ボイスレコーダーなどで証拠を残し、人事部に意見書とともに提出することが挙げられます。
これがうまくいけば、厳重注意や減給、降格など、退職に追い込むまではいかなくても、何かしらの処分を与えることはできるでしょう。
辞職、転職する
どうしてもその職場にいられないほどの場合は、辞職、転職も考えましょう。
これも選ぶメリットは、今の職場のダメ上司から逃れられることです。
ですが、どの職場にも必ず一人はダメ上司や合わない人がいますので新しい職場でもストレスを抱える可能性があります。今の勤務体制や給料など、あらゆる要素を天秤にかけて慎重に選択し、辞職や転職も検討しましょう。
もちろん、今よりも良い環境の職場もたくさんありますので、今の職場に限界を感じたら、最終手段として辞職、転職をしても良いと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、嫌われる上司の特徴について述べてきました。
こんな上司には関わりたくないですし、いざ自分が上司になる時はこうならないように気をつけたいものですね。是非反面教師の参考にしてください。