誰にでも得手不得手があります。ですが、中には「うちの妻は家事が苦手で・・・」という御家庭もあるでしょう。そんな時、旦那さんはどうすればいいのでしょう?奥さんの代わりに家事を引き受ける?それとも、奥さんに頑張ってもらう?

今回は、家事が苦手な奥さんに、家事を頑張ってもらえるようになる方法を考えてみたいと思います。

Contents

妻の家事を上達させる方法

まずは旦那さんが家事を楽しむ

「妻に家事をやってもらいたい」という時に、まずオススメするのが「旦那さんが積極的に家事をする」ということです。一見すると逆効果に思えるかもしれませんが、実はこれが一番スムーズに奥さんを家事へ誘導する方法なのです。

例えば、洗濯物。洗濯機を回し、洗濯物を干し、洗濯物をたたむ。このすべてを旦那さんが積極的にやるのです。ポイントは2つ。「旦那さん自身が家事を楽しむこと」と、終わった時に「洗濯物やっておいたよ」と明るく報告することです。

別の例では、料理。食材を調理し、配膳をし、お皿を下げて、洗い物をする。これも、すべて旦那さんがやりましょう。その際も「料理を楽しむ」ことが大きなポイントになります。

旦那さんが奥さんに対して「家事を楽しんでいる」様子を行動でしめすのが重要なのです。これを日常的に行うことで、奥さんの心にも「家事は楽しいもの」という認識が少しずつすりこまれます。また「いつも旦那さんにやってもらって悪いな」という、ちょっとした罪悪感も生まれます。この2つが、最終的には奥さんを家事へと導いていくのです。

上達のポイントは心からの感謝

旦那さんが家事をするようになってしばらくすると、奥さんも少しずつ家事に積極的になりはじめます。例えば、洗濯がスムーズになった、料理のレパートリーが増えた、掃除がきめ細かくなってきたなどなど。こうした行動がみられたら、それは大きな進歩です。

この時、旦那さんは奥さんに心からの「ありがとう」を伝えましょう。誰だって、褒められたら嬉しいものです。それが積み重なれば、「もう少しやってみようかな?」という気持ちが芽生えます。奥さんの中に「やる気」が生まれるのです。なにごとも、上達するには「やる気」が必要不可欠です。そして、その成果を認めてもらうこと。褒められるということで、自分のやったことを理解してもらえるという喜びにも変わります。

旦那さん自身が家事を積極的に楽しむこと。そして、奥さんが手伝ってくれた時には心から感謝すること。それが、奥さんの気持ちを変えていくのです。

奥さんのやる気を落とすNG行動

奥さんの中にやる気が芽生えれば、自然と家事は上達します。洗濯物がスムーズになり、料理のレパートリーが増えるでしょう。そんな時、旦那さんは1つだけ注意しなければいけない点があります。

それは「なるべくダメ出しをしない」ということです。

せっかく奥さんにやる気が芽生えたのに、それに水を差すような行動はNGです。ダメ出しはなるべく厳禁。奥さんを褒めることに徹しましょう。

例えば、洗濯物のたたみ方が自分とは違うとします。いいじゃないですか。洗濯物のたたみかたが違っても人は死にません。料理の味付けが濃かったとします。いいじゃないですか。味付けの濃いオカズはご飯がすすみます。

大切なのは、奥さんの気持ちを尊重することです。奥さんは旦那さんに喜んで欲しくて、褒めて欲しくて、慣れない家事を頑張っているのかもしれません。旦那さんだって、仕事で頑張った時にはダメ出しされるより褒められた方が嬉しいし、やる気も出ますよね。

どうしても直して欲しいポイントや、改善して欲しいポイントがあったら、その場で言うのではなくて、後日何かの機会に話したり、もしくは次回、同じことに取り組む際に伝えるのが良いでしょう。

やってもらったらなるべくその時はダメ出しはしない。相手の気持ちを思いやり、尊重する。それが、最中的には奥さんが家事を上達させる近道になるのです。

できることからコツコツ

最後に、大切なことは、難しいことからスタートしないということです。

まずはできることからコツコツ。慣れてきたら少し難易度が高いことや、時間がかかるものに取り組んでもらう、という風にやると良いでしょう。

また、家事の種類には、洗濯、料理、掃除などいろいろありますが、全部を一気にやろうとしないことが大切です。まずは、洗濯をマスターしてもらい、次に料理を頑張ってもらい、最後に掃除を頑張ってもらうという風に。一つずつ順番に上達させることが大切です。

一気にやろうとすると、パンクしてしまうばかりか、家事が楽しいという感覚が芽生えることなく、むしろ家事は苦痛なものという認識に変わってしまいます。

少しずつやれることからコツコツ上達させていくことがポイントになります。

まとめ

昔は、「家事は女性がするもの」という古風な先入観がありましたが、今は21世紀です。そんな古風な考え方は必要ありません。

奥さんが苦手な家事は、旦那さんが代わりにやってあげてもいいじゃないですか?その分、旦那さんが苦手なことを、奥さんに頼ってみましょう。

大切なのは、お互いを思いやり、尊重して、優しい気持ちでいることです。そういう温かい気持ちで生活していれば、家事だって少しずつ良くなっていきます。

まずは、旦那さん自身が手を動かしましょう。そして、奥さんに感謝しましょう。奥さんに家事の上達を望むのは、自分がしっかりと行動することが一番の近道かもしれません。

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