よく「独身でペットを飼うと結婚できない」と言いますね。これって本当なのでしょうか?「ペットを飼っていても結婚できたよ」という人もいれば、「ペットがいれば恋人いらないかも」という人まで様々です。

今回は、そんな「ペット」と「婚期」の関係について考えてみたいと思います。なぜ「ペットを飼うと婚期が遅れる」なんていうジンクスが生まれたのでしょうか?もしジンクスが本当なら、婚期を遅らせないようにするにはどうしたらよいのでしょうか?そうした点を現実的な視点で考えてみましょう。

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ペットを飼うと婚期が遅れる3つの理由

ペットの方が優先順位が高くなってしまう

まず考えられる1つ目の理由は「ペットの方が恋人より優先順位が高くなりがち」になる点が挙げられます。ペットは生き物です。毎日エサの世話をしないといけません。ペットを溺愛していれば、それだけエサにも気をつかうようになります。

例えば合コンなどの飲み会で異性といい雰囲気になったとします。異性から「このあと二人きりで飲み直さない?」と口説かれた時、ペットを溺愛しているタイプの人はついつい「ごめんなさい!そろそろ帰って〇〇ちゃんにエサをあげないと!」と誘いを断ってしまう場合があります。せっかく異性から口説かれても、ペットを溺愛している人は我が子がお腹をすかせている姿を想像するだけで心配でたまらなくなってしまうのです。これでは、異性との交際のチャンスを逃してしまいますよね。

身動きが取れにくくなる

2つ目の理由はペットがいることで「身動きが取れにくく」なります。

例えば「ペットがいると旅行に行きにくくなる」という点が挙げられます。異性との交際が順調にいって、夏休みなどに旅行へ誘われたとします。恋人と2泊3日の旅行!と舞い上がるのが一般的な感覚ですが、ペット大好きなタイプの人は「うちの子をどうしよう?」とペットの心配をしてしまいがちです。

最近はペットホテルも充実していますが、1泊5000円から1万円ほどかかるうえに、夏休みなどの繁忙期は割増料金が加算されます。2泊3日となると、2万円以上の出費を覚悟しないといけません。それならいっそペット同伴の宿を・・・と考えてしまいますが、せっかく恋人と甘い時間を過ごすはずの旅行にペットを連れて行くのは野暮というものですよね。このように、ペットを溺愛するあまり、恋人との旅行も素直に楽しめなくなってしまう可能性があるのです。

毎月の出費が高いため、男性から敬遠されてしまう

3つめの理由は、「ペットを飼育する為にかかる日々の出費」が挙げられます。一般的な猫を飼育するのにかかる費用は、初期費用で1万円から2万円ほど。餌代などで毎月5000円前後。というのが目安となります。これだけ見ると大した額ではありませんが、問題は医療費です。ペットが予防接種を受ける場合や、病気になって治療を受ける場合、1万円単位でお金が消えていくのを覚悟しなくてはいけません。病院によっては、レントゲン代が2万円もする場合があるそうです。

また、家賃の面でみても、ペット可の物件はペット不可の物件よりも割高な傾向があります。一例ですが、東京都郊外で同じ条件の物件を比較した場合、ペット可の物件の方が2万円ほど割高になる傾向があります。諸々の総額を考えると、ペットを飼っている場合は月に3万円以上の支出を覚悟しなければいけません。年間で考えると36万円!ペット保険などに加入していればもっとお金がかかりますから、結婚のための資金を貯めるのが遅くなってしまいそうですね。

ペットを飼っていても婚期を遅らせない方法は?

私生活・支出管理をしっかりする

ペットを飼っている女性との結婚を男性が敬遠してしまう理由は、「毎月の支出が高そう」「ペットに依存してそう」というようなネガティブなイメージがあるからでしょう。実際に、そこそこの値段がするペットの食事代や雑費などを毎月払っているのに生活費の収入と支出の管理がずさんだったり、何がなんでもペットが第一優先!という気持ちだったりする女性とは、結婚をためらう男性も少なくないでしょう。

ですが、毎月のお金の収支のバランスをしっかり管理できていて、ペットをかわいがるけれどもきちんと周囲にも気を配れるような女性であれば、むしろ男性からは魅力的に移ります。しっかりとペットを守りつつ、お金の支出管理もできる女性というのはむしろ好印象になります。

ペットは大切な命ある存在でもあります。ペットを飼うなら、その一生を幸せにしてあげるくらいの責任と覚悟が要求されます。ペットに対して不誠実な態度をとる人は、異性からも不誠実な人という印象で見られてしまう可能性があります。

だからこそ、ペットを飼っているならなおのこと、自分の私生活やお金の管理などをきちんとやりくりすることが大切になります。健全な魂は健康な体に宿ると言いますが、ペットを思いやる健全な心を整えるためにも、実生活をしっかり堅実に生きることはとても大切なことなのです。

ペットに理解をしてくれるパートナーを見つける

一番理想的なのは、恋人がペットの飼育に理解を示してくれる場合でしょう。

一緒にペットを可愛がってくれる恋人となら、結婚してもうまく可能性は高いでしょう。ペットの飼育に対して理解を得るためには、交際前からペットを飼っていることをオープンにしておく必要があるでしょう。そのうえで、「ペットも好きだけど、アナタも大事」という点をしっかりアピールしましょう。

ペット好きな異性との出会いが少ない場合、イベント会社が主催するペットの飼い主限定の合コンなどに参加するのもアリだと思います。最近のイベント会社は色々なタイプの合コンを企画しているところが多く、「猫の飼い主限定!」とか「ワンちゃんの飼い主限定!」なんて合コンも探せば見つかります。そういう場所なら、ペット好きの異性との出会いもあるでしょう。

まとめ

「ペットを飼うと婚期が遅れる」というのは、結局のところ飼い主の姿勢の問題です。ペットも恋人も同じくらい大切にする気配りがあれば、婚期を逃すことはないのかもしれません。

いまペットを飼っている人も、これからペットを飼いたいと思っている人も、まずは「命を預かる責任を背負う」のだということを改めて自覚しましょう。そういう責任感をしっかりと持っている姿は、異性からきっと好印象で受け止められると思いますよ。

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