世の中には、言い訳をする人っていますよね。何か自分に不都合なことがあると、すぐに言い訳ばかり口にする。そんな言い訳ばかりする人の心理・特徴とはどういうものなのでしょうか。

今回は、言い訳ばかりする人の心理状態について解説していきます。

Contents

言い訳をする人の心理とは?

責任をとりたくない

すぐに謝罪すれば済むことなのに、口を開けば言い訳ばかり…。それはなぜなのか。実は言い訳をする人は、謝ったら自分が悪いと認めることになり、責任を取らされると思っているのです。実際のミスというのは、最終的にその人のところで発覚したとしても、ミスが起こった要因は何だったのか、特定することは難しいですよね。たまたま忙しい時期だったり、作業の説明がうまくできていなかったり、色んな要素が重なってミスや失敗が起きます。なので、本来は、誰もそのミスを咎めたりできないはずです。

ですが、言い訳する人は、そのミスを謝罪したりすると、自分の責任であると認めたことになると考えます。自分が謝罪したり、ミスを認めるということは、責任をとることだと思っているからです。

責任をとるというのは、何かバツがあったり、厄介ごとを押し付けられたりなど、自分が損をするということです。自分の失敗を認めると、そこから自分が不利な状況に追いやられると思っているので、言い訳をする人は、責任逃れのために言い訳を繰り返すのです。

実際に言い訳を繰り返す様は実に情けなく映ります。すると、周囲の評価は下がり、逆効果なのが多いのですが、本人はそのことに気づいていないことが多いのです。

怒られたくない

誰かに怒鳴られたり責められたりすることを異様に恐れる人は、大人になっても多数見られます。いつも誰かに責められないように、ビクビク怯えて生きています。そんな人は何かが起こった時、謝るより前に言い訳をしがちです。それは、とにかく誰かに責められるのが怖いからです。自分は悪くないということを主張するために言い訳をします。

気持ちはわかりますが、周囲の人からしたら、言い訳を並び立てる人は、余計に周囲をイラつかせてしまいます。言い訳をしても何も先に進みませんし、状況は一向に改善されません。さいあくの場合、同じミスや失敗を何度も繰り返してしまうことになるかもしれません。

ですが、怒られたくない、責められたくないという気持ちが最優先の人は、とにかく自分に非がないという主張を続けます。自分が言い訳をすることによって、自分をより悪い方向に追いやっているということに気づかせてあげる必要があります。

馬鹿にされたくない

例えば試験の点数が悪かった時、「俺試験の日体調悪かったからなー」などという人を見たことをありませんか?
あのタイプの人がする言い訳の根底には、プライドの高さがあります。とにかく人に負けたくない、人に馬鹿にされたくない、そう思っている人は頻繁に言い訳をします。体調や人のせいにしてしまえば、自分の能力の低さから目をそらすことができますからね。

このタイプは、周囲の評価を異常なまでに気にするタイプの人間です。自己肯定感が低く、周囲の評価に一喜一憂して、周囲にバカにされたり、過小評価されることを極端に嫌います。

言い訳するほうが格好悪く、その姿を周りから馬鹿にされているということには気づいていません。

嘘を隠したい

サスペンスドラマの犯人って、警察に自分が犯人であるとバレそうになると、すごい剣幕で言い訳を始めますよね。「だってあの時僕はそこにいなかったじゃないか」「〇〇さんだってそう言っていたじゃないか」というあれです。

あれは、自分が嘘をついているということを知られないためにする言い訳です。自分を守らなくては、そう思う時言い訳が口をついてしまうように人間はできているのでしょうね。実生活においても、何かを隠している人は、秘密の核心に迫られるとつい言い訳をしてしまいます。これは多くの人が理解できる感覚かもしれませんね。

ただの癖

小さいころからの癖で、言い訳しちゃいけないと思っていても口をついて出てしまう、そんな人がいます。口癖は「でも」「だって」。口をひらけばその二つがでてきてしまうので、友達からもいまいち信用されません。職場でも上司をイライラさせてしまいます。完全に悪癖ですね…。
この癖がある人は、実際とても悩んでいます。癖になるまで誰も指摘してくれなかったため、言い訳するのが悪いことだということも理解していませんでした、という人が大概だと思います。そのまま大人になってしまって、直したいけどなかなか治らない。治し方がわからない。そう感じている人はもう癖を通り過ぎて病気と捉えた方がいいですね。
言い訳をせずに非を認める、そんな人をお手本にし、見習っていくしかありません。仲のいい友人や家族に言い訳癖を治したいことを公言し、言い訳をしたらその場で指摘してもらうというのもよい手だと思います。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は、言い訳をする人の心理6つを解説してまいりました。

言い訳をする人は、周囲からみたらみっともなくうつりますが、本人は全然そのことに気づいていないケースが大半です。自分が不利な状況になりたくないためについている言い訳が、かえって自分を不利な立場に追いやっていることにも気づいていません。

なので、本来は非常にかわいそうな人なのです。大事なことはあまり真剣に相手をしないことです。言い訳をする人の話はなるべく聞き流して、相手の話をかわしていくくらいなのがちょうど良いでしょう。

ぜひ、参考にしてみてください。

こちらの記事もよく読まれています