どの職場にもどうしても苦手な上司っていますよね。単純に嫌いということもあるでしょう。他にも嫌いとまではいかないけどなんとなく苦手というような上司など。
そんな上司に対する苦手意識を克服するためにはどうしたらいいのか、ご紹介したいと思います。
Contents
なぜ苦手だと思ってしまうのか
なんとなくや思い込み
どうしても苦手意識が抜けない上司というのはいるものです。
例えば第一印象からなんとなく絡みにくいと思ってしまうことで苦手だと思ってしまっていることもあります。第一印象だけで苦手意識が生まれてしまい、その後なかなか上手く関われないという人も多いのだと思います。
他にも、ちょっとしたことがきっかけで、この上司とは合わないと思い込んでいる場合もあります。一度何か言われたりされたりすることでそのことがきかっけで苦手意識が生まれてしまう。また、何か言われたわけでもないけど、自分の中で合わないと思い込み、決めつけてしまうなどです。
特に絡みが少ない上司や先輩ほど、一度思い込んでしまうとなかなか意識を変えることができず、苦手意識だけが大きくなってしまうのです。
絡みが少ない
「この上司はこういうものだ」「以前いた上司がこうだったから上司はこういうものだ」など決めつけがある場合、なかなか苦手意識を克服することができません。
実際に交流してみたり、親しくなってみれば全然印象が違うかもしれないのに、一度この人はこういう人だと決めつけてしまうと、それ以降、それを挽回する機会がないとずっとその印象を引きずってしまいます。そういう場合は、あまり絡みが少ない可能性もあります。
実際に苦手意識を持っている上司と飲みにいってみたら相手の意外なところを知って親しみが湧いたりなどはよく聞くパターンです。相手のことを知る機会が少ないと、その分いつまでも苦手意識を持ち続けてしまいます。
相性が悪いから
それでも難しい場合は、本当に相性が悪い上司かもしれません。
人間誰しも、どうしても合わないという人はいます。他の上司なら大丈夫だけど、その人だけはどうしてもダメであれば、もしかするとあなたの上司はあなたにとってどうしても相性が悪い上司かもしれません。
そういう場合は、最低限の絡みを持つだけにとどめておく他ありません。ですがどうしても合わない上司というのは、実は自分自身を知るきっかけにもなります。心理学の世界では自分の嫌いな人ほど、自分と性格が似ているということらしいです。
つまりどうしても馬が合わず苦手意識が消えない上司というのは実は自分の性格にそっくりな上司なのです。嫌かもしれませんが、それが事実なので仕方がないことかもしれません。
嫌な苦手な上司ほど、実は自分にそっくりな性格をしている可能性が高いのです。だからこそ、そういう上司と一緒になった時は、自分自身を知る良い機会になったと思うようにしましょう。
苦手意識を克服するには
話しかけてみる
なかなか難しいかもしれませんが、苦手意識のある上司に話しかけてみましょう。
いつもは違う人に質問していることをその上司に聞いてみたり、雑談をできるような場合ならこちらから話しかけてみる。話しているうちに何かの拍子に新たな一面を見ることができたりして、その上司の印象が変わるかもしれません。
ポイントは苦手意識があったとしても、なるべく笑顔で接するようにしましょう。笑顔でいれば悪い気をさせることはありません。こちらが笑顔で接することによって、その上司の自分に対する意識が変化し、関わり方や話し方が変わるかもしれません。そうするとこちらの苦手意識も軽減するかもしれません。
周りの人にその上司がどんな人か聞いてみる
苦手意識のある上司に直接話しかけることが難しいということであれば、周りの人にその上司について聞いてみましょう。色んな人にその上司の印象やどういう人なのかを聞くことによって、自分が思っていた印象と違う部分が見えてくるかもしれません。
人は立場によって、その人の見え方が変わってきます。同じ人でも部下からの視点、上司からの視点、同期からの視点、同僚からの視点、お客さんからの視点、家族や友人からの視点など。人にはいろいろな側面があります。それは立場や状況によって変わってきます。
だからこそ、自分とは違った立場でその上司と接している人にその人がどんな人なのかを聞いてみることで新たな発見ができるかもしれません。
決めつけないと決める
一度苦手だと思い込んでしまったらなかなか変えることは難しいです。ですが、人は色々な側面を持っていますので、何か一つのことでその人がどんな人なのかを「決めつけたりしない」ということを自分自身で決めるようにしましょう。
苦手な上司や先輩が意外に面白い人かもしれない、自分と同じ趣味を持っているかもしれないなど、その上司に対する視野を広げてみましょう。また、仕事をしている中で、苦手意識のある上司のいいところを見つけてみましょう。仕事に責任をもっている、部下の話をきちんと聞いている、成果はすごい、ミスや漏れがないなど。
何かいいところが見つかれば、苦手意識も軽減するかもしれませんし、そこから少し関係が進めば、さらに新たな一面が見えてくるかもしれません。
まとめ
いかがだったでしょうか。
どんな人でも苦手な上司と一緒になることは一度はあります。ですが、本当にその人のことを知らずして、先入観や思い込みだけで苦手と決めつけているのはもったいないかもしれません。
もちろん、相手のことを知った上でも「苦手だ」となる場合もあります。そういう場合は自分を知る良い機会になったとして、自分の糧にしていくようにしましょう。