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夜になると急に寂しくなってしまう
夜になるとふと寂しくなる時ってありますよね。昼間は普通に生活しているのに夜になると寂しくなってしまう。特に一人暮らしをしていると夜の静まった部屋にとても寂しさやわびしさを感じて、孤独感が強くなったりします。時にはその寂しさ、心細さに泣いてしまう人も多いのではないでしょうか。
でも安心してください。夜になると寂しくなったり、涙もろくなってしまうのは、自然なことなのです。夜の寂しさや孤独は、あなただけではなく、どんな人でも多かれ少なかれ経験することなのです。
夜は昼間に比べて寂しさを感じやすい時間帯なのです。なので夜になると寂しくなったり泣いてしまったりするのは、決して変なことでもなく自然なことなのです。
ですが、そもそも人は夜になるとなぜ寂しくなってしまうのでしょうか。そこで今回は夜になると急に寂しくなったり孤独を感じる理由と、そういう時の対処法をご紹介します。
夜になると寂しくなる理由
夜は副交感神経の働きで昼間の緊張がとけるから
副交感神経とは、リラックスなどを司る神経です。昼間外で活動している時は、興奮作用がある交感神経が優位にたっています。なので昼間は仕事や家事に忙しく動いていて、体も脳も緊張しています。そのため昼間は寂しさや孤独を感じにくくなっているのです。
ですが、夜になると副交感神経が優位に立ちその緊張感がほぐれてきます。すると、疲れが出てくるとともに寂しさも出てきてしまうのです。これは脳の自然な働きであり、自分が意識しているわけではありません。自然と夜はリラックスして休息をとるために副交感神経が優位にたつのです。それは体を健康に保つためには必要なことなのです。ですが、その反面さみしさを感じやすくもなってしまいます。
夜は音が静かで孤独を一人を感じやすいから
音が静かで、孤独に感じてしまうのも夜になると寂しくなる理由の一つです。
一人暮らしであれば帰宅すれば一人になりますし、布団の中では誰でも一人になります。そんな時にふと孤独に感じてしまうのです。会話をする相手がいない状況では、孤独に感じてしまうこともあるでしょう。
さらに、夜は昼間に比べて静かです。昼間は家にいても周囲の物音がしたり、自分が外で活動していれば色んな物音が無意識のうちに聞こえてきます。そのため、あまり一人を感じることもないですし、逆に騒がしいノイズにさらされています。その分、昼と夜の聞こえてくる音の量の差によって、寂しく感じてしまうのもあるでしょう。
暗くなるとセロトニンが減るから
そもそも夜は暗いです。そうすると寂しく感じてしまいます。それは別名幸せホルモンとも呼ばれる「セロトニン」の分泌が減るからです。
昼間は太陽の光を浴びたり外が明るいことによって気分も明るくなったり行動しようという気持ちになれますが、やはり暗いと気持ちも沈みやすくなり、動きも鈍くなります。そうすると気持ちもネガティブになりがちになり、寂しくなってしまうことも多いでしょう。
そもそも人間は一人で過ごしてこなかった
そもそも人間は大昔から一人で過ごす習性はありません。家族や集団の中で生活するのが基本になります。だからこそ、そもそも一人という状態で、孤独や寂しさを感じてしまう生き物であるです。
一人に対する慣れはあるでしょうが、やはり誰かと生活をともにすることが人間の普通な感覚なので夜になり孤独を感じやすくなることで、寂しさを感じやすくなってしまうのでしょう。
夜寂しくなってしまう時の対処法
温かいものを飲んだり、体をあっためる
夜寂しくなってしまう時には、ホットココアなど温かいものを飲んでみましょう。コーヒーや緑茶などカフェインが入っているものは控え、ホットココアやホットミルク、紅茶などがいいかもしれません。温かいものを飲むことで気持ちが落ち着き、リラックスすることができます。
また、体を暖めることも大切です。体が冷えることは心身ともに悪影響を及ぼしますので、お風呂に入ったり暖かい服を着たりして、体が冷えないようにしましょう。お風呂に入る時には入浴剤を入れたり服もゆったりしたものを着るようにしましょう。
好きな音楽で聴覚からリラックス
今はスマホで好きな時に音楽を聞ける時代です。夜寂しくなってしまう理由として、静かだからというのもあるでしょうから、リラックスできる音楽を聞くと良いでしょう。
もちろん、クラシックやオルゴール調の音楽などが良いでしょうが、自分がリラックスできるのであればどんな曲でも良いでしょう。好きな音楽を聞くことで、リラックスすることができれば、寂しさの軽減になります。
アロマを炊き嗅覚からリラックス
アロマなど自分の好きな香りでリラックスするのも良いでしょう。五感の中でも嗅覚は普段強く意識することが少ない分、夜寝る前などに好きな香りのアロマを炊いたりすることでリラックス効果があります。
好きな香りがすることで、余計なことを考えにくくなり、落ち着けたりリラックスすることができるのです。
携帯は見過ぎに早めに就寝し視覚をリラックス
寂しくなってしまったからといって、携帯の見過ぎは良くないです。布団に入ってから携帯を見がちですが、携帯のブルーライトは脳を活性化させてしまうため、その後いい睡眠ができにくくなります。布団に入ったら携帯は見ずに、目を閉じてゆっくりと睡眠をとるようにしましょう。
夜寂しく感じてしまう時は、早めに寝るようにしましょう。起きていると色々なことを考えがちですので、考える時間を減らすためにも早めに寝て心と体を休めるようにしましょう。
一人を満喫する
最後は、一人を満喫するということです。
今は一人かもしれませんが、結婚したり家庭を持ったりすれば基本的に一人になることもありません。また何かの節に家族や誰かと同居生活をすることになるかもしれません。人間、長い人生の中で、一人の時間を満喫できる期間というのはそんなに長くなく、逆に一人で寂しい状態は今しか経験できないことかもしれません。
過度にダラけるのはよくありませんが、逆にこういう時こそ、好きなテレビや映画をみたり、好きな本を読んだり、好きなものを食べたり、趣味に没頭したりなど、好きなことができるのです。
そういう意味では、あえて一人を満喫することも寂しさを紛らわせる方法かもしれません。
まとめ
今回は、夜になると寂しくなる理由とその対処方法を述べてきました。
夜はやはり孤独や寂しさを感じやすいものです。ですが寂しい気持ちになってしまうのは自然なことなのです。過度に不安になったり、何かおかしいのではないかと自分を責めたりする必要はないのです。それよりも上記方法などを試してみて、是非、夜は自分をいたわる時間帯にしてあげてください。